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孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル 舞鶴~東京 車旅

「孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル」感想ブログ

2021年の大晦日に放送された『孤独のグルメ』スペシャルでは、井之頭五郎(松重豊)の食の旅が描かれ、京都から東京へ向かう車中でのさまざまな出来事が繰り広げられました。五郎の食べっぷりやその旅の途中で出会う人々との関わりが、見る者に心地よい余韻を残します。それでは、五郎の絶品料理を巡る車旅を振り返ってみましょう。

1. 舞鶴港の海の幸【舞鶴港 とれとれセンター】

物語は京都府舞鶴市の【舞鶴港 とれとれセンター】でのシーンからスタートします。五郎は新鮮な舞鶴かにの刺身と焼き、さらに京鰆の刺身を堪能します。商談を控えたプレ打ち上げとして、美味しい食事を楽しむ五郎の姿が描かれます。新鮮な海の幸をシンプルに味わいながら、五郎はそのひとときを心から楽しんでいます。

2. 猪料理専門店【奥栄】で味わう絶品「ぼたん鍋」

その後、商談相手の蓑田康雄(小籔千豊)から東京への届け物を頼まれた五郎は、道に迷いながらも兵庫県丹波篠山に到着します。そこで立ち寄ったのが、山奥に佇む【猪料理専門店・奥栄】。ここでは、絶品「ぼたん鍋」と「山の芋のとろろ団子」を堪能します。猪肉の臭みが全くなく、煮込むほどに旨味が増す肉の味わいに、五郎の表情も満足げ。さらに、「イノシシTKG(卵かけご飯)」として、鍋の真ん中に生卵を入れて、ご飯にかけて楽しむシーンは、五郎ならではの食の楽しみ方が垣間見える瞬間でした。

3. 鶏焼肉の名店【前島食堂】での一幕

続いて、五郎は三重県に向かうことになり、途中で車から追い出された春日裕二(中尾明慶)を松阪まで送り届けることに。松阪到着後、五郎は松阪牛を求めて焼肉店を探すものの、入ったのは鶏焼肉の名店【前島食堂】。予想外の展開に少し驚きながらも、五郎は名物の「若どり」「親どり」「きも」といった鶏焼肉を楽しみます。さらに、優しい味わいの「とり野菜」スープも五郎の胃袋をしっかりと満たしてくれました。

4. 伊勢神宮からの三重県の味【ちとせ】

12月31日、五郎は伊勢神宮で参拝を済ませ、地元のうどん店【ちとせ】で朝食を取ります。ここで食べた「肉月見伊勢うどん(えび天トッピング)」は、甘めのタレとサクサクのえび天が絡み合い、五郎の口の中で絶妙なハーモニーを生み出します。伊勢の味を堪能した後、五郎は静岡県浜松へと向かいます。

5. 浜松でうなぎと牡蠣【うなぎ・和食処 松の家】

次に訪れたのは、静岡県浜松にある【うなぎ・和食処 松の家】。五郎は、蒲焼と白焼きの2種類が楽しめる「二色まぶし丼」を味わい、さらに「ミニ牡蠣カバ丼」も堪能します。浜松の名産であるうなぎと牡蠣を一度に味わえる贅沢な一品。五郎が思わず頷くその美味しさに、見る者も食欲をそそられます。

6. 富士宮 芋工房 かくたに「やきいも」

車を走らせる途中、五郎は富士宮の【芋工房 かくたに】で「やきいも」を食べることに。素朴な味わいの焼き芋は、五郎にとってひとときの安らぎを与えてくれるものとなりました。車中でのトラブルに巻き込まれながらも、五郎は食べることによってエネルギーを充填し、さらに次の目的地へと向かいます。

7. 最後の食事は東京スカイツリー横の【下総屋】

2021年の締めくくりとなる食事は、東京スカイツリー横にある【下総屋】で「焼き肉ラーメン」を楽しむシーンで描かれます。焼き肉のタレが染み込んだラーメンのスープと、柔らかな肉が絡み合い、五郎の表情からその美味しさが伝わってきます。長い車旅を終え、東京で無事に車を受け渡した五郎が、最後にたどり着いた絶品料理。静かな車旅の最後を締めくくるにふさわしい一品でした。

8. まとめ

『孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル』は、五郎の食べ歩きが織りなすドラマと絶品料理が堪能できる作品でした。各地で出会う食材と店々を通じて、五郎の心の中にある豊かな感受性が垣間見え、また見る者にも温かな気持ちを与えてくれました。五郎の食の旅は、どこまでも魅力的で、見ているだけで心が満たされる瞬間が詰まっています。