市川團十郎、襲名後初の『徹子の部屋』登場!息子・勸玄くんの挨拶に「100点」!
2025年1月14日、歌舞伎俳優の市川團十郎さんが、襲名後初めて『徹子の部屋』に登場しました。2022年の襲名披露から2年が経ち、十三代目市川團十郎として新たな一歩を踏み出した彼の姿を、テレビの前で見ることができました。今回の出演では、父親として、また襲名後の心境を語る場面が多く見受けられました。
十三代目市川團十郎の襲名から9年ぶりの大名跡復活
市川團十郎さんは、2022年7月7日に東京・東銀座の歌舞伎座で襲名披露を行いました。本来2020年5月に予定されていた襲名ですが、コロナ禍の影響で2年以上の延期を余儀なくされました。その間も、数々の努力を重ね、ついに十三代目市川團十郎として歌舞伎界に登場。この襲名披露の際には、息子の堀越勸玄くん(当時9歳)が八代目市川新之助を襲名し、舞台に立ちました。
父・團十郎と息子・勸玄のエピソード
息子・勸玄くんとの心温まるエピソードも披露されました。勸玄くんは、「今日の挨拶の点数は45点」と謙遜するも、父の市川團十郎さんは、「しっかり言えたので、100点」と息子を大絶賛。勸玄くんは、9歳にして『毛抜』の粂寺弾正を演じるという、成田屋の歴史の中で最年少での挑戦となり、その成長に期待を寄せていました。勸玄くん自身が希望して演じることとなった『毛抜』は、歌舞伎の難しい役どころですが、父親としては「隔世遺伝」とも感じるほど、息子が自分に似てきたことを嬉しく語りました。
また、勸玄くんが「毛抜きを使ったことはありますか?」という質問には「ありません」と答える場面も。父が「抜くほどの濃い毛はまだないので…」とユーモアを交えてフォローし、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
「市川團十郎」の名前に込めた想い
市川團十郎さんは、襲名後の心境として「襲名しても自分が劇的に変わるわけではないが、これからは『市川團十郎』という名前をしっかりと守り、さらに新しいことを作り上げていきたい」と語りました。その言葉からは、歌舞伎界を背負うという覚悟とともに、後輩たちへの思いやりが感じられました。彼は、歌舞伎が舞台上だけでなく裏方の支えもあって成り立っていることを大切にしており、その全ての人々に感謝の気持ちを持って活動を続けています。
親子での舞台披露
襲名披露では、團十郎さんと新之助(勸玄くん)の親子での舞台が話題となり、演目『勧進帳』や『外郎売』では父と息子の共演が見どころとなりました。親子の息の合った演技に、観客からも大きな拍手が送られました。今後も親子共演の舞台が増え、歌舞伎界に新しい風を吹き込んでいくことでしょう。
これからの活躍に期待
市川團十郎さんと息子の勸玄くんの歩みは、今後も多くの歌舞伎ファンに感動を与え続けることでしょう。襲名後も着実に舞台での実力を磨き、歌舞伎の伝統を守りながらも新しい風を吹き込んでいく二人の活躍に、ますますの期待が寄せられています。
今回の『徹子の部屋』出演を通じて、父として、そして歌舞伎俳優としての思いを改めて伝えてくれた市川團十郎さん。今後の彼の活動に注目し、さらなる飛躍を応援したいですね。