巨人・浅野翔吾、3年目に向け「ぼっちトレ」に挑戦 阿部監督も容認「いい精神修行」
巨人の浅野翔吾外野手（19）が、来季に向けたオフの自主トレで“ぼっちトレ”（一人でのトレーニング）に挑戦することを明かしました。9日、ジャイアンツ球場で行われた秋季練習中、阿部慎之助監督（45）にその意向を伝えると、監督は「いい精神修行にもなる」とその決断を容認しました。
浅野は「一人でやろうと思うんですけど」と言った際、阿部監督から「一人できつい練習をするのは大変だよ」と注意を受けつつも、続けて「自分で『まだやる』と思わないと妥協してしまう。そういう意味でも精神的に鍛えられる」とアドバイスをもらいました。現役時代に一人での自主トレを重ねてきた阿部監督は、浅野に対し「いろいろ試しながら今年はこうだった、来年はもっとやらないと、と考えていけばいい」と自主性を大切にするよう促しました。
浅野は2年目の今季、シーズン終盤に右翼手として定着しましたが、ポストシーズンでは出番が減少。自身の成長を強く感じており、「全てレベルアップしないと来年は使ってもらえない」と危機感を募らせています。特に2軍で過ごした前半戦は、ほぼ毎晩、寮内の室内練習場で黙々と練習を続け、精神面でも大きな成長を遂げてきました。
浅野は「サボれる状況でどれだけできるか、精神的にも鍛えたい。やりたいことをやらずに後悔したくない」と語り、来季に向けて更なる覚悟を決めています。3年目のシーズンに向け、成長を誓った若きスラッガーの姿勢に、ファンからの期待も高まっています。