「だから、私は平野レミ」：奇想天外な料理愛好家の素顔を探る
12月28日（土）13:05から放送される『だから、私は平野レミ』では、奇想天外なレシピや予測不可能なトークでおなじみの料理愛好家・平野レミさんの素顔に迫ります。平野レミさんは「シェフではなくシュフ」を自称し、長年にわたりその独自のスタイルで多くの人々に愛されてきました。そのユニークな料理スタイルや、奔放なトークの裏には、彼女自身の深い思いが隠されていたことが明らかになります。
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平野レミの原点：家族と料理の思い出
平野レミさんの料理愛は、幼少期の経験に根ざしています。千葉県松戸市で過ごした子ども時代、平野さんは父親の影響を強く受けていました。父親、平野威馬雄さんはフランス文学者であり詩人、博物学者としても知られ、好奇心旺盛な人物でした。彼は戦後、増加した混血児を支援する活動を行い、その心温まる支援の姿勢が平野さんに深く影響を与えました。特に、平野さんが子どもたちに料理を作り、そこから「人を喜ばせることができる」と気づいたことが、後の料理愛好家としての道を開く原点となったのです。
不器用な青春と運命の出会い
平野レミさんの若き日々には挫折もありました。進学校に通っていた15歳の頃、学校生活に馴染むことができず、爆発して学校を辞めてしまいます。その後、父親は彼女の決断を受け入れ、代わりに「好きなことを徹底的にやれ」と励ましました。この言葉が平野さんにとって大きな転機となり、シャンソン歌手としての道を歩み始めます。しかし、歌手としての道を進んでいる間も、彼女は満足感を感じていなかったと言います。
運命の出会いと結婚生活
平野レミさんが大きく変わったのは、夫となる和田誠さんとの出会いでした。2人は出会ってわずか10日ほどで結婚し、その後、平野さんは専業主婦として家庭に入りました。和田さんは平野さんが作る料理を愛し、特に「死ぬまでにあと何千回レミのご飯が食べられるかな」と語っていたそうです。この夫婦の絆が、平野さんの料理への情熱をさらに深め、料理に対する取り組みが一層強くなりました。
料理愛好家としての道を歩む
専業主婦となった平野さんは、料理に没頭し始め、1985年には料理番組「きょうの料理」に出演。そこから、料理愛好家としてのキャリアがスタートします。平野さんの料理番組「平野レミの早わざレシピ！」は、毎回15品もの料理を作るという驚異的な内容で、長寿番組となりました。彼女のユニークな時短レシピや、奇抜な料理法は多くの視聴者に親しまれ、親交のある三谷幸喜氏も「レミさんの料理は奇抜なだけではない」とその魅力を語っています。
平野レミの料理への信念と現在
平野レミさんは、料理愛好家として40年を迎えました。その間、アイデアは尽きることなく、新しいレシピや食材を取り入れ続けています。また、スタッフとの絆も深く、長年共に働いているスタッフは「愛の人」と平野さんを称賛しています。今日もキッチンに立ち続ける平野レミさんは、食を通じて人々に喜びを届けることを大切にしており、その情熱は今も変わらぬままです。
平野レミさんの素顔や、彼女が歩んできた軌跡を知ることで、彼女の料理への情熱がより深く感じられます。ぜひ、この番組で「平野レミという人物」をしっかりと理解し、彼女の魅力を再確認してみてください。