映画『わたしの幸せな結婚』ロケ地巡り: 三重県津市・桑名市の美しい歴史的スポット
2023年3月17日に公開された映画『わたしの幸せな結婚』は、顎木あくみさんの人気小説を原作にしたラブストーリーです。この映画は、目黒蓮さんと今田美桜さんが主演を務め、明治・大正時代を舞台にした“和風シンデレラストーリー”として話題を呼んでいます。映画の美しい映像の中には、三重県津市と桑名市の歴史的な場所が登場します。これらのロケ地は、映画の雰囲気に深みを与え、実際に訪れることでその魅力を感じることができます。
1. 高田本山専修寺(津市)
映画『わたしの幸せな結婚』のロケ地の一つ、高田本山専修寺は、親鸞聖人が開いた真宗高田派の本山であり、2017年に御影堂・如来堂が三重県内で初めて国宝に指定されました。この寺院は、東京ドーム2個分にも相当する広大な境内を誇り、11棟の国指定重要文化財が立ち並んでいます。映画では、専修寺が「宮内省・帝室」として登場しますが、その背景にある歴史と建物の美しさが際立っています。特に、国宝である御影堂の精緻な彫刻や黄金に輝く照明が、映画の映像美に貢献しており、リアルな存在感を与えています。
アクセス:
- 住所:津市一身田町2819
- 車:「津IC」から約15分
- 電車:JR「一身田駅」から徒歩約5分、近鉄「高田本山駅」から徒歩約20分、伊勢鉄道「東一身田駅」から徒歩約15分
- バス:三重交通「本山前」下車すぐ
高田本山専修寺では、観光客が寺内町を歩きながら、親鸞聖人の足跡を辿ることもできます。映画のファンでなくとも、その歴史的な価値を実感できる場所です。
2. 六華苑(桑名市)
もう一つの重要なロケ地は、六華苑(桑名市)です。この美しい邸宅は、1913年に完成し、イギリスの建築家ジョサイア・コンドルによって設計された洋館と和風建築が融合した場所です。映画では、ヒロイン斎森美世の生家として登場します。六華苑は、洋館の塔屋と和風建築、そしてその前庭に広がる池泉回遊式庭園が見どころで、映画の中でもその美しい風景が印象的に描かれています。現在も国の重要文化財として指定されており、映画のロケ地としてもよく知られています。
アクセス:
- 住所:桑名市桑名663-5
- 車:「長島IC」「湾岸桑名IC」「桑名IC」からそれぞれ約15分
- 電車:JR/近鉄「桑名駅」から徒歩約20分
- バス:三重交通「田町」から徒歩約10分
六華苑の庭園は四季折々の美しさを楽しむことができ、映画の撮影シーンとともに、その魅力を実感できる場所です。明治・大正時代を感じさせる歴史的建物が現代に息づく場所で、映画のファンには必見のスポットです。
映画の見どころとロケ地巡り
映画『わたしの幸せな結婚』は、豪華なキャストと緻密な映像美が魅力的で、三重県のロケ地がその美しさをさらに引き立てています。高田本山専修寺と六華苑の歴史的な建物や庭園が、映画の世界観を深める重要な役割を果たしており、ファンにとっては必ず訪れたいスポットです。映画を観た後に、実際にそのロケ地を訪れることで、登場人物たちが歩んだ場所を自分の目で確かめることができます。
また、映画の中で映し出される日本の美しい風景や建築を実際に感じることができるため、映画の世界に浸ることができるでしょう。三重県津市・桑名市のロケ地巡りを楽しみながら、映画の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。