早田ひな、全日本卓球選手権3連覇達成!16歳・張本美和をストレートで下し史上最年少Vの夢を阻む
2025年1月26日、東京体育館で行われた全日本卓球選手権の6日目、女子シングルス決勝で早田ひな(24、日本生命)が圧倒的な強さを見せ、張本美和(16、木下グループ)を4-0(11-3、11-6、13-11、11-6)で下しました。この勝利により、早田は大会3連覇という偉業を達成。一方、16歳の張本は史上最年少優勝の夢を叶えることはできませんでした。
決勝戦の展開
昨年のパリオリンピック代表同士の対決となったこの決勝戦。早田は3年連続4度目の優勝を目指しており、対する張本は初の日本一を狙っていました。試合は、両者の持ち味がぶつかり合う熱戦となり、特に早田の冷静なプレーと強力な攻撃が光る展開に。
第1ゲームでは、早田が0-2からバックストレートとフォアのスマッシュを連発し、9連続ポイントで一気に点差を広げ、11-3で先取。第2ゲームも接戦となり、4-5から早田が5連続ポイントを決め逆転し、11-6で追加点を獲得。その勢いで、試合を有利に進めます。
第3ゲームでは、張本が粘り強く戦いデュースにもつれ込む場面がありましたが、最後は早田が冷静に制し、3-0でリード。第4ゲームも張本に先手を許す場面がありましたが、早田が徐々に追いつき、逆転勝利を収め、4-0でストレート勝ちを決めました。
早田ひなの強さ
早田の強さは、冷静さと戦術的なプレーに加えて、プレッシャーの中でも自分のペースを乱さずに試合を支配できる点にあります。特に、第2ゲームの逆転劇や第3ゲームのデュースでの勝負強さが際立ちました。張本にとっては初の日本一を狙う大一番で、最年少優勝の記録を懸けた試合でしたが、早田がその夢を断ち切る形となりました。
張本美和の奮闘
16歳の張本美和は、今後が非常に楽しみな若手選手です。試合中は早田の猛攻に押される場面が多かったものの、彼女の粘り強いプレーや若さならではのエネルギッシュな姿勢には多くのファンが感動したことでしょう。次回の大会では、さらに成長した姿を見せてくれることを期待したいですね。
まとめ
早田ひなは見事なプレーで大会3連覇を達成し、その実力を証明しました。一方、張本美和は最年少優勝を逃したものの、その才能を感じさせる戦いぶりを披露しました。これからの卓球界を引っ張る存在として、両選手の活躍に注目が集まります。
次回の全日本卓球選手権でも、さらなる名勝負が繰り広げられることでしょう。