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中村建設ドライマット がっちりマンデー

いま熱い! 儲かる地面ビジネス「大発明!斜面をカチカチにするマット」中村建設がっちりマンデー!!!

 

土砂崩れや斜面の崩壊は、自然災害だけでなく、人々の生活に多大な影響を与えます。特に近年では、豪雨や台風が頻繁に発生するため、斜面問題への対策が急務となっています。そんな中、注目を集めているのが、「ドライマット」という新しい技術です。この斬新な商品を開発したのは、中村建設の社長である中村廣義氏。今回は、彼の発明した「ドライマット」がどのようにして斜面問題を解決するのか、その魅力に迫ります。

 

斜面問題を解決したドライマット

 

ドライマットは、斜面の保護や土砂崩れの防止に特化した、画期的な製品です。従来、斜面に施すセメントは硬化しにくく、時間が経つにつれて効果が薄れることが多かったのですが、このドライマットは、ポリエステル製の立体網状構造体(ウェーブネット)に特殊なセメントモルタルを含浸させた複合素材で作られています。

 

使用前は非常に柔らかく、地面の凹凸にフィットするため、施工が非常に簡単。アンカーでしっかり固定した後、雨水や散水がかかることで、セメント分が水和反応を起こし、まるでギプスのように硬化します。これによって、土砂の浸食を防ぎ、斜面をしっかりと保護することができるのです。

 

ドライマットの固まるプロセス

 

ドライマットの特長的な点は、その硬化プロセスです。内部に含まれるセメントモルタル(セメントと微細な細骨材)が、水をかけることで水和反応を起こし、セメント粒子がポリエステル製の網状構造と結びつきます。これが時間をかけて凝結し、硬化していくのです。このプロセスにより、斜面にぴったりと馴染み、長期間にわたって安定した効果を発揮します。

 

ドライマットの適用箇所と多用途

 

ドライマットは、さまざまな場所での活用が期待されています。具体的な適用例を見てみましょう。

太陽光パネル下の防草・防竹: 太陽光パネルの設置場所では草が生えやすく、手入れが大変ですが、ドライマットを使うことで、草の成長を抑制し、メンテナンスの手間を減らします。

• 造成地の法面保護・防草: 土砂崩れを防ぐために斜面を保護し、草の成長を抑える役割を果たします。

• 鉄塔管理道、遊歩道舗装: 管理道路や遊歩道などでも、歩きやすく、安全な環境を提供します。

• 素掘側溝、排水路補強: 側溝や排水路の補強に使うことで、水流の影響を受けにくくし、崩れを防ぎます。

• 法面小段排水の施工: 法面における水の流れを管理し、浸食を防ぐ役割を果たします。

 

さらに、災害対策としての使用にも大きな効果があります。例えば、サンゴ礁の赤土流入防止や、田畑の畦畔防草・浸食防止、集中豪雨時の法面浸食緊急対策など、自然災害が引き起こす問題に迅速に対応できる重要な資材となっています。

 

ドライマット発明の背景

 

ドライマットを発明したのは、中村建設の社長である中村廣義氏(75歳)。発明のきっかけは、なんと自身が階段で転んで骨折したことでした。その際、病院で使用されたギプスを見て、「斜面でもセメントが固まる方法はないか?」と考えたことが、商品開発のスタートだったと言います。

 

斜面では従来のセメントがうまく固まらないという課題を解決するため、中村氏はダンボールの断面構造に着目。これをヒントに、ポリエステル網とセメントの複合素材を開発し、見事に斜面でも硬化するマットを作り上げました。これが「ドライマット」の誕生の瞬間です。

 

まとめ

 

「ドライマット」は、斜面の浸食防止や土砂崩れ防止に革命的な効果を発揮する、新しいタイプのマットです。その発明の背景には、中村建設の社長である中村廣義氏のユニークなアイデアと、実際の体験に基づく研究がありました。今後、この技術はさらに多くの場所で活用され、私たちの安全を守るために貢献し続けることでしょう。

 

斜面問題を解決したいと考える方や、環境保護に取り組む企業には、ぜひ注目してほしい注目の製品です。