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オーバープロネーション足のトラブル、千葉県立保健医療大学の江戸優裕准教授

オーバープロネーションが引き起こす足トラブルとその予防法

 

カズレーザーと学ぶの、第二講義。

 

アンミカさんが、 オーバープロネーションとか。職業柄、左足に重心を保っていたとか。

 

現代の生活習慣の中で、足のトラブルに悩まされている人は少なくありません。その原因の一つとして注目されているのが「オーバープロネーション」という症状です。千葉県立保健医療大学の江戸優裕准教授は、オーバープロネーションが引き起こす足のトラブルや、それを予防・改善するためのエクササイズについて解説しています。

 

オーバープロネーションとは?

 

オーバープロネーションとは、かかとの骨が内側に傾いて5度以上になる状態を指します。通常、足のアーチ部分は体重をうまく分散させるためにしっかりとした形状を保っていますが、オーバープロネーションが起こると、足のアーチが崩れ、いわゆる偏平足の状態になってしまいます。これが引き金となり、外反母趾やX脚、O脚といったさまざまな足や脚のトラブルが発生することがあります。

 

オーバープロネーションが引き起こす問題

 

オーバープロネーションによって、足の形状が崩れると、以下のような症状が現れる可能性があります。

外反母趾

かかとが内側に倒れると、足の指の付け根が横に広がり、外反母趾が進行する原因となります。これにより足の指に負担がかかり、痛みや変形を引き起こすことがあります。

• X脚・O脚

オーバープロネーションによって、かかとが内側に傾くことで膝が内側にねじれ、X脚を引き起こすことがあります。また、地面からの反発力(床反力)が足の内側、特に土踏まずの辺りから発生し、膝の内側に力が加わることでO脚が進行することもあります。

 

これらの症状が進行すると、足だけでなく膝や腰にまで負担がかかり、痛みや疲労が蓄積しやすくなります。

 

オーバープロネーションを予防するためのエクササイズ

 

江戸優裕准教授は、オーバープロネーションの予防や改善に効果的なエクササイズとして、「足裏天井向け運動」を紹介しています。この運動は、特に足の内側の筋肉を鍛えることに焦点を当てており、オーバープロネーションの予防に役立ちます。

 

足裏天井向け運動のやり方

 

1. 座った状態で行う

椅子に座り、片足を反対側の膝の上に乗せます。

2. 足の裏を天井に向ける

足首を回して、足の裏が天井に向かうようにします。これにより、内くるぶしの後ろにある「後脛骨筋」がしっかりと働き、足の内側を強化します。

3. 手でサポートする

足首が硬くて動きづらい場合は、手でサポートしながら行っても構いません。

4. 繰り返し行う

1日に10回程度、左右両足で行うことを推奨します。

 

このエクササイズによって、オーバープロネーションを予防し、足のアーチを正常に保つことができます。

 

現代の靴の影響

 

オーバープロネーションは、特に運動不足や靴の選び方によって悪化することがあります。最近では、かかとが固定されていないブーツやスニーカーを履くことが多く、若者を中心にオーバープロネーションの症状が見られるようになっています。靴を選ぶ際には、足をしっかり支える靴を選ぶことが大切です。

 

まとめ

 

オーバープロネーションは、外反母趾やX脚、O脚を引き起こす原因となる現代病の一つです。しかし、江戸優裕准教授が紹介するエクササイズを日常的に行うことで、予防や改善が可能です。また、靴選びにも注意を払い、足に負担をかけない生活を心がけることが重要です。足や脚の健康を守るために、これらの対策を取り入れて、快適な毎日を送りましょう。