2024年流行語大賞年間大賞「ふてほど」に決定!その意味と背景とは?
12月2日、2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されました。今年の年間大賞に輝いたのは、意外にもあの言葉「ふてほど」。一体、この言葉にはどんな意味が込められているのでしょうか?
「ふてほど」って何?
「ふてほど」は、2024年1月26日から3月29日まで放送されたTBSの金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』から生まれた言葉です。このドラマのタイトルが短縮されて、「ふてほど」と呼ばれるようになりました。
ドラマ『不適切にもほどがある!』は、昭和のスパルタ教師・小川市郎(演:阿部サダヲさん)が2024年にタイムスリップするストーリー。昭和時代には問題がなかった言動が、現代では不適切とされ、世代間のギャップに苦しみながらも、相手を思いやる対話で問題を解決していく内容です。このドラマの中で使われた「不適切にもほどがある!」というセリフから「ふてほど」という言葉が生まれ、瞬く間に流行語として広まりました。
「ふてほど」の受賞理由
流行語大賞の選考委員会は、「ふてほど」を選出した理由として、この言葉が社会的な意味合いを持つことを挙げています。特に、世代や価値観の違いから生じる「不適切」という問題に対して、対話やコミュニケーションで解決を試みるドラマのテーマが共感を呼んだことが背景にあると言えるでしょう。
また、このドラマが放送された後、言葉自体が非常に広く使われ、日常的に会話に登場するようになったことが、流行語としての認知度を高めた要因です。
今年の流行語ノミネート語も注目
今年の流行語大賞には、他にも注目の言葉が多数ノミネートされました。その中でも特に注目されたのは、大谷翔平選手の「50-50」や、流行したブラジル発のデザート「アサイーボウル」、さらには『地面師たち』のセリフ「もうええでしょう」などがありました。これらはそれぞれ、スポーツ界やエンタメ、食品業界で大きな話題を呼んだ言葉であり、流行語大賞の選考においても強い存在感を示していました。
しかし、最終的に「ふてほど」が年間大賞を受賞したことで、昭和と令和の価値観の違いや、時代を超えて人々が共感するテーマの重要性が改めて浮き彫りになった形です。
まとめ
2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた「ふてほど」。この言葉は、ドラマ『不適切にもほどがある!』から生まれたもので、世代間のギャップや価値観の違いに焦点を当てたストーリーとともに広まりました。流行語として、そして社会的に意義のある言葉として、多くの人々の心に残ることでしょう。今年の流行語大賞も、時代の変化を反映した言葉が選ばれたことがよく分かります。