FA権行使申請選手一覧:注目選手のランク別詳細
2024年、プロ野球のフリーエージェント(FA)権を行使するための申請が13日をもって最終日を迎えました。今回は、計9人の選手がFA権を行使する意向を示し、これから移籍市場を大きく賑わせることが予想されます。選手たちはその年俸に応じてA、B、Cランクに分類され、移籍先が決まると補償が発生する場合があります。
FA権行使を表明した選手とそのランク
海外FA権
• 菅野智之(巨人、35歳) 【ランク:A】
• 巨人のエースとして長年活躍し、今シーズンも安定した投球を見せた菅野。メジャーリーガーへの挑戦も現実味を帯びているため、注目選手です。
• 九里亜蓮(広島、33歳) 【ランク:B】
国内FA権
• 阪神の捕手として守備力やバッティングでも活躍する原口。Cランクのため、移籍先の球団は補償を行う必要がなく、比較的移籍しやすい立場にあります。
• 大山悠輔(阪神、29歳) 【ランク:A】
• 若手の大砲として阪神を牽引してきた大山はAランク選手に分類され、旧球団には金銭補償や人的補償が必要です。今後、どのチームが大山を獲得するかが注目される大きなポイントとなります。
• 福谷浩司(中日、33歳) 【ランク:C】
• 中日の先発投手、福谷はCランクであり、移籍先に補償義務は発生しません。安定感のある投球を見せているため、他球団の獲得候補として注目されています。
• 木下拓哉(中日、32歳) 【ランク:B】
• 捕手として守備力、打撃力ともに高い木下はBランク。移籍時には金銭または人的補償が発生しますが、Aランクほど高額ではありません。
• 甲斐拓也(ソフトバンク、32歳) 【ランク:B】
• 守備力の高さやリーダーシップで評価される甲斐は、Bランクに分類されますが、ソフトバンクでは、高い年俸を貰っているようです。手を挙げる球団は、そんなに多くないでしょう。
• 石川柊太(ソフトバンク、32歳) 【ランク:C】
• ソフトバンクの先発投手として一定の活躍を見せた石川はCランク。Cランク選手は移籍時に補償が発生せず、比較的自由に移籍することができます。
• 茂木栄五郎(楽天、30歳) 【ランク:B】
• 内野手としてバランスの取れた成績を残している茂木もBランク。移籍先の球団は金銭または人的補償を旧球団に支払う必要があります。
FA補償の仕組み
FA権を行使した選手は、旧球団での年俸に基づき、A、B、Cのランクに分類されます。Aランクは年俸が上位3位、Bランクは4~10位、Cランクは11位以下の選手に適用され、AランクやBランクの選手が移籍した場合、獲得した球団は補償を求められることになります。Cランクの場合、補償は不要です。
特にAランクやBランクの選手は移籍時に補償が発生するため、どの球団がどの選手を獲得するかが、今後の戦力補強に大きな影響を与えることが予想されます。選手たちの今後の行き先や市場での評価が、2024年のプロ野球シーズンを左右する重要なポイントとなるでしょう。
まとめ
FA権を行使した選手たちはいずれも実力派揃いで、どの選手がどの球団に移籍するかは今後のプロ野球の大きな話題となります。A、B、Cランクに応じた補償制度もあるため、各球団の動きが注目され、ファンにとっても興味深いシーズンとなりそうです。今後の交渉解禁日(15日)以降、選手たちの去就がどのように決まっていくのか、目が離せません。