2024年12月8日放送「」まとめ
1. 出張鑑定場所: 東京・成城
今回の「開運!なんでも鑑定団」は東京・世田谷区成城からの出張鑑定。成城は、成城学園が新宿から移転してきたことをきっかけに発展し、現在ではその静かな街並みと共に著名人や文化の集まる場所としても知られています。また、1927年に小田急線が開通したことを契機に、東宝スタジオなども設立され、さらに名が広がりました。成城100年祭を迎えるなど、歴史と文化の深い街としても注目されています。司会の安東弘樹さんは成城大学の卒業生ということで、地域に愛着が感じられる放送となりました。
2. ゲスト: 気象予報士 森田正光さん
本日のゲストは気象予報士の森田正光さん。1994年には気象予報士試験に不合格となった経験があり、それを乗り越えて再挑戦し、リベンジを果たしたことでも知られています。天気予報を分かりやすく伝えるスタイルで長年テレビに出演しており、現在は最年長の74歳で活躍中です。過去に出演した際には将棋盤を鑑定しており、今回は再度リベンジの場となりました。今回の依頼品は、平田雅峰作の将棋の彫駒。高級な御蔵島の柘植を使った雅峰の駒は、名人戦などで使用されることがあり、評価額は35万円とされました。
3. 福助人形の鑑定
次に登場したのは、老舗足袋メーカー・福助の坂本友哉社長。福助は創業から120年以上の歴史を誇り、特に足袋の製造に革命をもたらした企業です。依頼されたお宝は、戦前の貴重な「福助人形」。これは昭和初期に作られたもので、長年保管庫に眠っていたため、詳細は不明でしたが、文楽の人形3体ということが確認されました。文楽は日本の伝統的な人形浄瑠璃であり、その精巧さと演技のリアルさが魅力です。福助人形はその後、販売活動用として使われたと考えられ、200万円という評価額がつけられました。
4. その他の貴重なお宝と鑑定結果
4.1 サッカー日本代表 サイン入りユニフォーム
ゲストの歌手・岩崎宏美さんが持ち込んだのは、サッカー日本代表のサイン入りユニフォーム。2018年のパナマ戦のメンバーがサインしたもので、予想以上の評価額、50万円がつきました。サインには吉田麻也選手や長友佑都選手、遠藤航選手など、森保ジャパンの顔が揃っています。
4.2 葛飾北斎の肉筆画
土屋雅仁さんが持ち込んだのは、葛飾北斎の肉筆画「大黒天図」。北斎の作品はその画風の大胆さと緻密さが特徴で、色使いにも独自の魅力がありますが、今回の評価額は予想の5万円となり、本人にとっては驚きの結果でした。
4.3 中国の大きな壺
加藤靖久さんが持ち込んだのは、高さ61cmの中国の壺。家族にとっては冗談のような存在であったが、父が100万円以上の価値があると主張し、鑑定に出されました。しかし、評価額は2万円と低く、土産物として作られたものだと説明されました。
4.4 狩野晴川院養信の三幅対
田島さんが持ち込んだのは、狩野晴川院養信の三幅対で、松島、宮島、天橋立の景色を描いたもの。結婚祝いとして受け取ったもので、評価額は250万円に。作品は本物で、冷泉為則の歌も書かれていることが評価されました。
4.5 楽家九代 了入の赤楽茶碗
笹本さんが持ち込んだのは、楽家六代左入の黒楽茶碗と九代了入の赤楽茶碗。評価額は、黒楽茶碗が100万円、赤楽茶碗が250万円。赤楽茶碗は特に貴重なもので、天明の大火以前の作品とされ、評価額も大きく上がりました。
4.6 狩野芳崖の仏画
最後に登場したのは、狩野芳崖の仏画。絶筆となった「悲母観音図」で知られる狩野芳崖の作品で、評価額は2000万円という驚きの結果に。この仏画は、画中に落款があり、芳崖の名も記されていたことがポイントとなり、高評価を得ました。
5. まとめ
「開運!なんでも鑑定団」の2024年12月8日の放送では、東京・成城からの出張鑑定が行われ、様々な貴重なお宝が登場しました。将棋の彫駒や文楽人形、サイン入りユニフォームから美術品まで、多彩なアイテムが次々と登場し、それぞれが予想を超える評価額を受け取る場面が印象的でした。特に、狩野芳崖の仏画や福助人形など、歴史的価値のあるものが高く評価され、視聴者を驚かせました。