【ふるさと納税人気ランキング】熊本県甲佐町の新米「甲佐の輝き」が9位にランクイン!2024年の世相が反映された返礼品
2024年も年末に向けて、ふるさと納税の利用者が急増しています。昨今、ふるさと納税の寄付額は年々増加し、全国の受け入れ額はついに1兆円を超える規模に達しました。その魅力の一つは、各自治体が提供する「返礼品」です。今年も多くの自治体が個性豊かな返礼品を用意しており、その中で熊本県甲佐町の新米「甲佐の輝き」が人気ランキング9位にランクインしました。この新米がなぜここまで注目されたのか、その背景には2024年の世相を反映したさまざまな要因があるようです。
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人気返礼品ランキングで注目の「甲佐の輝き」
2024年、「さとふる」の返礼品人気ランキングで、熊本県甲佐町の新米「甲佐の輝き」20kgが9位に登場しました。甲佐町は、熊本県内で有名な「森のくまさん」や「ヒノヒカリ」などの品種をブレンドしたお米を提供しており、その味わいが多くの寄付者に評価されています。
甲佐町ふるさと納税運営事務局の松岡聖華さんは、「もともと寄付額は1000万円ほどだったが、地元の事業者さんの頑張りでここまで成長した」と話しており、返礼品開発に力を入れてきた甲佐町の努力が実を結んだことがわかります。
熊本の水の良さとTSMC進出が影響か?
ランキングに甲佐町のコメが登場した要因について、「TSMC(台湾積体電路製造)の進出」を挙げています。熊本の水がきれいでおいしいというイメージが全国に広まり、「熊本で生産されるコメはおいしい」と思ってもらえたことが、寄付者の関心を引きつけたのではないかと分析しています。熊本県が持つ良質な自然環境が、納税者にとって魅力的な要素となったのでしょう。
今年ならではの事情「令和の米騒動」
2024年は「令和の米騒動」とも呼ばれるコメ不足が話題となった年でもあります。この影響を受けて、一部の自治体ではコメの返礼品の受付を停止するところもありましたが、甲佐町は継続してコメを供給することができ、その結果、たくさんの寄付が集まりました。レビューが高評価を得ることで、さらに寄付者が増えるという好循環が生まれたようです。
さとふるは、今年のランキング結果を「世相が強く表れたものだ」と指摘しており、コメ不足の影響で米を返礼品として選ぶ人が増えたことが、甲佐町の人気を後押ししたと考えられます。
災害対策としての新しい返礼品「サンソーカー」
また、2024年には災害対策を意識した返礼品も注目を集めました。特に、熊本県南関町で提供されている「携帯充電用太陽電池シート SunSoaler(サンソーカー)」は、大きな反響を呼びました。この返礼品は、災害時の備えとして非常に有用であり、特に今年のように自然災害が多かった年には需要が高まりました。8月に「南海トラフ地震臨時情報」が出た際には、申し込みが前年同月比で約16倍に増加したとのことです。
「サンソーカー」は、USBを差し込んで太陽光で充電できる非常に軽くて薄いフィルム型の太陽電池で、災害時に役立つアイテムとして急速に人気が高まっています。
他にもユニークな返礼品が登場!
さらに、熊本県美里町では、ちょっと変わった返礼品も登場しています。それが「シカの角」です。美里町に生息するニホンジカの角を使った返礼品で、インテリアやハンドクラフトの材料として人気を集めています。この取り組みは、シカの増えすぎが問題となっている地域の農作物を守るために行われているものです。猟師たちの収益を支援し、若い世代にその仕事を引き継いでいくことを目的としており、地域活性化にもつながる取り組みとなっています。
地域を応援する「ふるさと納税」の魅力
ふるさと納税は、単なる税金対策にとどまらず、地域の魅力的な返礼品を通じて、その土地の文化や産業に触れることができる貴重な機会です。熊本県をはじめ、全国の自治体が提供するユニークな返礼品を通じて、あなたも地域を応援してみませんか?
2024年のふるさと納税人気ランキングには、「世相」が色濃く反映されており、災害対策や食料問題など、今年ならではのトピックスが反映されています。これから年末にかけて、ふるさと納税を利用して、地域貢献とともに素敵な返礼品をゲットすることができるかもしれません。
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