テレビ東京「永野に絶対来ないシゴト」:新感覚経済ロケトーク番組で注目の企業を直撃!
2024年12月16日放送のテレビ東京「永野に絶対来ないシゴト」では、視聴者に新しい経済の風を感じさせる内容が展開されました。今回のテーマは、「もしも永野がカンブリア宮殿風の経済番組をやったら」。Z世代に刺さる注目の企業を取り上げ、彼らがどのようにして業界を変革しているのかを掘り下げました。番組の進行役はモグライダーの永野さんと錦鯉の渡辺さん。アシスタントには、現役東大医学部生でセント・フォース所属の河野ゆかりさんが登場し、番組にさらに深みを与えていました。
Case5:Z世代に刺さる企業に直撃!
今回の番組で注目された企業は、下北沢のアパレル会社「yutori」と南青山のスキマバイトサービス「シェアフル」の2社。いずれもZ世代をターゲットにした新しいビジネスモデルで、注目を集めています。
「yutori」:広告費0円から年商70億円以上へ!
まず訪れたのは、東京・下北沢に本社を構えるアパレル企業「yutori」。この会社は、創業から7年で年商70億円以上を達成した驚異の成長企業です。社長の片石さん(31歳)は、流行に敏感で、SNSを駆使したマーケティングで注目を集めました。広告費を一切かけずにSNSでの告知を行い、ZOZOグループに加わり、昨年には独立して上場を果たしました。
「yutori」の特徴は、社員の平均年齢がわずか25.2歳である点。ブランド数は30以上にものぼり、それぞれのブランドごとに責任者が存在します。SNS運用担当者は、ターゲット層に合った商品開発を行うため、情報収集に余念がありません。また、商品開発は細分化されたターゲット層に向けて行われ、少数派にしか刺さらない商品でも社内の他のブランドでフォローできる仕組みが整っています。
永野さんは「自由な社風に甘えているわけではなく、しっかりとした戦略がある」とコメントし、企業の成長に驚きました。
「シェアフル」:スキマバイトアプリが新たな働き方を提案
続いて訪れたのは、東京・南青山に本社を構える「シェアフル」。この企業は、スキマ時間を活用して働けるバイトサービスを提供しています。2019年に設立された「シェアフル」は、履歴書や面接なしで、個々の都合に合わせたバイトを提供する新しいスタイルのサービスです。現在、同社には約6.7万社の企業が登録しており、特に飲食店や物流業界から多くの仕事の依頼を受けています。
「シェアフル」の特徴は、従業員の多くが30歳以下であり、学生や会社員の副業としての利用が多いことです。利用者は、職務経歴書にスキマバイトの実績を反映させることで、正社員雇用へのステップアップを目指すこともできます。シェアフルは、仕事を依頼する企業と、働く人々の評価をお互いに行うシステムを導入しており、口コミでの情報収集も可能です。
永野さんは「時代が変わったと感じる」とコメントし、自由な働き方が増えてきた現代において「シェアフル」の存在が重要であることを強調しました。
まとめ
今回の放送では、Z世代に刺さる企業として「yutori」と「シェアフル」を紹介しました。どちらの企業も、従来のビジネスモデルにとらわれず、自由な発想と柔軟な働き方を提案しています。SNSやアプリを活用し、若い世代のニーズに応えるビジネス戦略は、今後さらに注目されることでしょう。
永野さんは、番組の中で「いい意味で時代が変わった」と感じたと語り、これからの時代に必要な企業文化や働き方について考えさせられる内容でした。今後も「永野に絶対来ないシゴト」では、こうした新しい形の企業やサービスがどんどん紹介されることが期待されます。