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ドキュメント72時間 東京・赤羽 街角の駄菓子屋で

東京・赤羽の街角駄菓子屋に密着した『ドキュメント72時間』

東京・赤羽の街角にある駄菓子屋に密着した『ドキュメント72時間』。この回では、3日間にわたって駄菓子屋を訪れる人々の素顔に迫り、懐かしいお菓子やレトロゲームが並ぶ温かい空間で繰り広げられる交流を描きました。どこか懐かしく、心温まるこの特集を通じて、昔ながらの商店の持つ魅力を改めて感じることができました。

駄菓子屋の魅力と訪れる人々

7月13日(土)、撮影がスタートしたのはお昼時。店内には、所狭しと並べられた駄菓子の数々。子どもから大人まで、さまざまな人々が足を運びます。家族連れや仕事の合間に立ち寄る大人の姿もありました。特に印象的だったのは、不動産業を営む男性。この男性は、なんと小学生の頃から通っている常連で、この日は仕事の合間に立ち寄ったと言います。こうした“地元に根付いた”駄菓子屋の存在が、地域コミュニティを支えていることが伝わります。

また、店の外に設置されたレトロゲーム機で遊ぶ家族の姿も。懐かしさが漂うゲームに夢中になりながら、家族みんなで楽しむひととき。そんな風景を見ていると、駄菓子屋は単なるお菓子を買う場所だけでなく、思い出を作る場所でもあることが感じられます。

夜の駄菓子屋、閉店間際の爆買い

夜8時になると、駄菓子屋は閉店の時間。しかし、閉店間際に現れた女性が大量にお菓子を爆買いする場面が登場します。その理由を聞いてみると、「お菓子はスナックのお通し」とのこと。ユニークな理由にスタジオも驚きの声をあげました。駄菓子屋の閉店間際の賑わいと、それにまつわるエピソードが番組をより魅力的にしていました。

7月14日の雨の日、常連の子どもたちが登場

次の日、7月14日(日)は雨の日でしたが、駄菓子屋には子どもたちがやってきました。特に印象に残ったのは、小学6年生の常連4人組。外にあるレトロゲームを楽しんだり、店内で好きな駄菓子を選んだりと、駄菓子屋の空間を存分に楽しんでいました。こうして、駄菓子屋は地域の子どもたちの憩いの場となっていることが感じられました。

その後、1人の女性が訪れ、2階にある剣舞の道場に向かうシーンも。女性は、店主が宗家を務める道場に通っている常連さんでした。このように、駄菓子屋は地域の文化や活動とも深く結びついていることがわかります。

7月15日、祝日には特別な駄菓子が登場

7月15日(月)は祝日。この日も、駄菓子屋に訪れる常連客がいます。ある男性は「これ、レアな駄菓子なんです」と、特別な駄菓子を購入していました。こうしたレアな駄菓子に目を輝かせるお客さんの姿は、駄菓子屋の魅力が単に「安い」「懐かしい」というだけでなく、「珍しい」「特別な」といった要素があることを物語っていました。

地元の人々との絆を感じる駄菓子屋

3日目の7月16日(火)、この日も駄菓子屋は朝から開店。登校前の子どもたちが立ち寄る風景は、地域に根ざした駄菓子屋ならではの光景です。店主と常連客との会話、駄菓子を選びながら笑い合う子どもたち。こうした日常の一コマに、駄菓子屋がもたらす「つながり」と「温かさ」を強く感じます。


この『ドキュメント72時間』で描かれた東京・赤羽の駄菓子屋は、ただお菓子を買う場所ではなく、地域の人々が集まり、交流し、思い出を作る大切な場所であることを改めて実感させてくれました。時代が変わり、コンビニや大型店舗が増える中でも、こうした街角の小さな駄菓子屋が持つ魅力と温かさは、今も多くの人々に愛され続けていることが伝わってきます。