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朝メシまで 長野県・諏訪市の老舗パン屋「太養パン」

108年続く老舗パン屋の深夜密着!家族再生の感動物語

2024年12月31日(火)朝7:30から放送されるテレビ朝日『朝メシまで。』の傑作選で、長野県・諏訪市の老舗パン屋「太養パン」に密着した特集が放送されます。深夜から働き続け、朝6時半の開店に向けて3000個以上のパンを作る家族の姿を追い、その中で繰り広げられる感動的な物語に注目が集まっています。

深夜0時から始まるパン作り

太養パンの家族は、創業108年という長い歴史を持つ老舗パン屋。仕事は深夜0時から始まります。店主の透さんとその長男の悠さんは、一晩で80〜100種類のパンを3000個以上作り上げるため、深夜から作業に取り掛かります。作業の一つ一つに丁寧な手作業が求められ、1時間半で500個のパンを成形、さらに深夜2時には菓子パンの窯入れも始まり、2時間半で800個のパンが仕上がります。

その間、妻の京子さんや三女の亜希さんも加わり、サンドイッチの作成や焼き上がったパンの仕分け、陳列作業が進みます。家族全員が一丸となって動き、息の合った作業が続きます。

先代からの歴史と家族の再生

太養パンの歴史は、創業者の初代・秀一さんが1916年に諏訪市でパン屋を始めたことから始まります。もともと和菓子職人だった秀一さんは、移民としてハワイに渡航した際に食べたパンに衝撃を受け、帰国後、諏訪でパン屋を開業しました。最初は、当時の女性たちに人気があったハイカラな食べ物としてパンがヒットし、その後、店の名が広がります。

しかし、家族にとっては困難な時期もありました。店を継ぎたくないという子どもたちの反発もあり、後継者問題で経営が危ぶまれる事態に。そんな中、長男の悠さんが家を出て働いていた農場で後継者不足の現実を目の当たりにし、東京で修行を積んだ後、再び家業に戻る決心をします。

悠さんの帰還は、家族にとって大きな転機となり、家業を再生させるきっかけとなりました。店が直面していた困難を乗り越え、今では家族が協力し合い、太養パンの伝統を守り続けています。

そして迎えた朝

開店時刻が近づくと、店の準備は最終段階に突入します。次女の恵里さんがやってきて、インスタグラムに店の写真を投稿するなど、現代的なアプローチも取り入れながら、家族全員がそれぞれの役割を果たしていきます。朝6時半、太養パンは80〜100種類のパンを3000個以上焼き上げ、無事に開店を迎えます。

開店後も、保育園や地元のスーパー、さらにはサービスエリアにもパンを配達するなど、地域の人々に愛され続けるパン屋として、その日常が描かれます。閉店時には、すべてのパンが売り切れ、昼2時半には家族全員が集まり、昼食としてきのこのペペロンチーノを楽しみます。これもまた、家族が絆を深めるひとときです。

108年の歴史を支える家族の絆

『朝メシまで。』で放送されるこのドキュメントは、長野・諏訪市の「太養パン」がどのようにして長年続いてきたのか、そしてその背後にある家族の絆に焦点を当てた感動の物語です。後継者問題や経営の困難を乗り越え、家族全員が協力して支える姿勢が、視聴者の心に深く響くことでしょう。

年末の特別番組として放送されるこのドキュメントは、忙しい毎日の中で忘れがちな家族の絆や働くことの意味を再確認させてくれる内容となっています。ぜひお見逃しなく!