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明治、きのこの山・たけのこの里など多品目で値上げ&内容量変更

明治、「きのこの山」「たけのこの里」を含む多品目で値上げと内容量変更を発表

株式会社明治は2025年1月17日、2月以降順次、冷凍食品やチョコレートなど幅広いカテゴリーでの値上げを実施することを発表しました。また、「きのこの山」と「たけのこの里」に関しては、5月20日出荷分より内容量の変更が行われる予定です。この動きは、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇など、製造・流通コストの増加に対応するための措置です。


値上げの背景:止まらないコスト上昇

原材料費や人件費、エネルギーコストが高止まりする中、製造・流通コストが企業経営を圧迫しています。明治は、これまで内部努力によって価格維持に努めてきましたが、現状では商品価格や内容量を見直さない限り、販売の継続が難しい状況になったとしています。


値上げと内容量変更の対象

2月1日から5月にかけて順次値上げが行われ、対象品目数は以下の通りです:

  • 冷凍食品:8品目(出荷価格約9~15%値上げ)
  • 粉末プロテイン:40品目(約10~11%値上げ)
  • 乳児用調製液状乳:4品目(約12~13%値上げ)
  • 栄養食品:4品目(約4~8%値上げ)
  • チーズ:24品目(約5~9%値上げ)
  • バター・油脂類:12品目(約4~8%値上げ)
  • チョコレート:19品目(約6~33%値上げ、一部内容量変更)
  • 飲料:5品目(約10~11%値上げ)

「きのこの山」「たけのこの里」の内容量変更

多くの消費者に親しまれている「きのこの山」と「たけのこの里」も今回の見直しの対象です。5月20日出荷分より、以下の内容量変更が実施されます:

  • きのこの山:74g → 66g(約11%減少)
  • たけのこの里:70g → 63g(約10%減少)

これらの減量は、商品価格の急激な上昇を避けつつ、販売を継続するための対応策とされています。


特に影響が大きい「チョコレート効果」シリーズ

値上げ幅が最も大きいのは「チョコレート効果」ブランドで、改定率は6%から33%とかなり幅広い設定です。健康志向の高まりで人気のあるシリーズなだけに、価格変更は多くの消費者に影響を与える可能性があります。


消費者への影響と今後の注目点

原材料価格や物流コストの高騰が続く中、値上げや内容量変更の動きは食品業界全体で広がっています。消費者にとっては家計への負担が増す一方で、企業側としても価格改定を行わなければ安定供給が難しい現実があります。

「きのこの山」や「たけのこの里」といった人気商品にまで変更が及ぶ今回の対応は、消費者にとっては少し残念なニュースかもしれません。しかし、適正な価格改定は商品やブランドの継続的な提供につながる重要な取り組みです。


今後も食品業界全体の動向を注視し、どのように日々の生活を工夫していくかを考えることが求められています。明治の発表をきっかけに、家計への影響を見直すタイミングとしてみてはいかがでしょうか?