2025年1月21日放送の『ザ!世界仰天ニュース』では、あるスポーツ強豪校が直面した深刻な経営危機と、それを乗り越えたバスケットボール部の感動的な物語が紹介されました。
夢を抱いて入学した生徒たち
全国大会出場を夢見て入学した生徒たち。しかし、彼らを待ち受けていたのは、天井が剥がれ落ち、水漏れが絶えない老朽化した校舎、ガスが止まり、寮の食事はパン一個という過酷な生活環境でした。
次々と退学する生徒たち
劣悪な環境に耐えかねた生徒たちの退学が相次ぎ、教師の給料も遅配されるなど、学校全体が存続の危機に瀕していました。
6人だけのバスケットボール部の挑戦
そんな中、わずか6人で活動を続けたバスケットボール部は、全国大会への出場を果たします。1人でも欠ければ試合が成立しないギリギリの状況で、彼らは懸命に戦い抜きました。
救世主の登場と学校の再生
経営陣のずさんな学校運営が明らかになる中、救世主が現れ、学校再建への道筋が示されました。生徒たちの努力と情熱が、学校全体に希望をもたらしたのです。
和歌山県の日高川町に位置する和歌山南陵高校は、2020年にバスケットボール部を発足させ、「強いバスケ部を作りたい」という学校の方針のもと、和中監督が招聘されました。
全国から有望な選手をスカウトし、海外からの留学生も受け入れ、2年後には全国大会に出場する強豪バスケ部へと成長しました。
しかし、学校は創立6年目にして深刻な経営難に直面。教員への給与未払いが発生し、教員たちがストライキを起こす事態となりました。この影響で生徒たちも次々と退学し、バスケ部の部員数は14人からわずか6人にまで減少しました。
部員が6人しかいない中、和中監督は新たな戦術「走らないバスケ」を考案。この戦術が功を奏し、彼らは県予選を勝ち抜き、全国大会への出場を果たしました。
しかし、全国大会直前に1名が負傷し、残る5人で試合に臨むこととなりました。それでも彼らは全力を尽くし、最後の大会を戦い抜きました。
このような状況を受け、和歌山南陵高校バスケットボール部の活動を支援するためのクラウドファンディングが実施され、目標額の900%を超える支援が集まりました。
和歌山南陵高校バスケットボール部の挑戦は、多くの人々に感動と勇気を与えました。彼らの今後の活躍にも期待が寄せられています。
和歌山南陵高校バスケットボール部は、部員わずか5人で全国大会に挑み、その奮闘が多くの人々の心を打ちました。
2024年12月23日、『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の1回戦で、和歌山南陵高校は県立長崎工業高校と対戦しました。部員は3年生5人のみで、スタミナ面を考慮し『走らないバスケ』をテーマにチームづくりを進めてきました。試合は互角の展開を見せましたが、惜しくも勝利には届きませんでした。
この試合で、和歌山南陵高校の選手たちは最後まで諦めずに戦い抜きました。キャプテンの二宮有志選手は、「この3年間辛いこともいっぱいありました。それでも逃げなかった5人でこの舞台に立てて、最後まで戦えたことはすごくうれしいです。南陵に残ってよかった、この5人で最後まで戦えてよかったなって思える試合でした」と語り、仲間への感謝の気持ちを表しました。
和歌山南陵高校バスケットボール部の挑戦は、困難な状況でも諦めずに努力し続けることの大切さを教えてくれました。彼らの姿勢は、多くの人々に感動と勇気を与えました。
昨日の仰天ニュースは、Tverで1週間見逃し配信されてます。見逃した方は、是非どうぞご覧ください。
ザ!世界仰天ニュース 1月21日(火)放送分 大人の都合?ボロボロ校舎で生徒が次々退学!絶望の高校に救世主が!|バラエティ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題