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全日本実業団ハーフマラソン・男子結果 市山翼が優勝

男子は市山翼が1時間00分22秒で優勝!伊藤達彦が5秒差の2位【全日本実業団ハーフ】

2025年2月9日(日)、山口市の維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)を発着点とする「第53回全日本実業団ハーフマラソン(山口ハーフ)」が開催されました。この大会で、男子部門は市山翼選手(28歳、サンベルクス)が1時間00分22秒で優勝を果たしました。

レースの展開

この日の天候は晴れでしたが、最強寒波の影響でスタジアムや道路脇には雪が残る厳しいコンディションでした。レースは序盤から順大OBの西澤侑真選手(24歳、トヨタ紡織)が先頭を走り、5kmを過ぎたあたりから伊藤達彦選手(26歳、Honda)がペースを上げて前に出ました。しかし、日陰の道路では滑りやすい部分があり、伊藤選手は一瞬バランスを崩す場面も見られました。

レースが進むにつれて先頭集団は縦長になり、後半には中電工のシャドラック・キプチルチル選手(35歳)が前に出て、西澤選手がその後ろに続きました。終盤には市山選手、キプチルチル選手、西澤選手の3人が優勝争いを繰り広げる形となり、伊藤選手は4番手に後退しました。

終盤のスパート

スタジアムが近づくにつれ、市山選手がスパートを仕掛け、キプチルチル選手と西澤選手を徐々に引き離していきました。そのままスピードを維持し、安定した走りを見せた市山選手がトップでゴール。大会記録の1時間00分19秒(2021年、市田孝・旭化成)には届かなかったものの、厳しい道路状況の中での好タイムでの初優勝を飾りました。

一方、2位で競技場に入った西澤選手は、後ろから猛スパートをかけてきた伊藤選手に最後のコーナーで逆転され、伊藤選手は執念の2位でフィニッシュしました。

結果

全日本実業団ハーフマラソン・男子結果
1)市山翼  1時間00分22秒
2)伊藤達彦 1時間00分27秒
3)西澤侑真 1時間00分29秒
4)シャドラック・キプチルチル 1時間00分39秒
5)藤本珠輝 1時間00分40秒

この大会は、選手たちの熱い戦いと共に、厳しいコンディションの中での素晴らしいパフォーマンスが光った一日となりました。市山選手の今後の活躍にも期待が寄せられます。