ロッテ・吉井監督、佐々木朗希のポスティング容認 「未完成な部分あるが、アメリカで証明してほしい」
ロッテは9日、佐々木朗希投手(22)がポスティングシステムを通じてメジャーリーガーへの道を切り開くため、移籍手続きを開始したことを発表しました。この決定に対し、吉井理人監督(56)は球団を通じてコメントを出し、佐々木に対するエールを送るとともに、その成長を期待する気持ちを語りました。
吉井監督は「チームとしてはもちろん痛いです」と心情を吐露しつつも、「自分もアメリカでプレーをしたことがあるので、気持ちはものすごくわかります。そして若い今、チャレンジしたいという気持ちも分かります」と、佐々木の決断に理解を示しました。その上で、「未完成な部分は正直、まだまだありますが、アメリカで自身を磨き、さらにレベルアップすることもできるのではないか」と、彼の成長に対する期待を述べました。
また、吉井監督は佐々木の投球を初めて見た2020年の石垣島キャンプを振り返り、「野茂英雄を初めて見た時以来の衝撃でした」と、その才能に対する驚きと感動を語りました。監督は「それを向こうでぜひ証明してほしい」と、佐々木のメジャー挑戦を後押しする言葉で締めくくりました。
佐々木は現在、海外FA権を持っていないため、ポスティングシステムを利用しての移籍となります。申請期限は日本時間12月15日までで、それ以降は大リーグ全30球団に契約可能選手として通知される予定です。
ロッテでのさらなる成長を遂げた佐々木朗希が、メジャーリーグでどのような活躍を見せるのか、今後の動向に注目が集まります。