1個300万円の桃!? 最新フルーツ事情を深掘り！『所さん!事件ですよ』で驚きの情報が続々
11月16日に放送されたNHK人気番組『所さん!事件ですよ』では、フルーツの最新事情について紹介され、視聴者を驚かせるような情報が次々と登場しました。その中でも特に注目されたのが、なんと1個300万円という驚異的な値段の桃の存在。果物の世界で今、何が起きているのでしょうか？
驚愕！1個300万円の桃とは？
番組では、福島市にある140年続く農家の5代目、古山さんが登場。古山さんの農園では、糖度によって桃の値段を設定しており、30度以上の糖度を持つ桃は100万円以上、40度以上の桃は300万円にもなるというから驚きです。糖度が30度を超えると、普通の桃では考えられないほど甘みが強く、まるで果物の「スイーツ」のようだと言います。
糖度が高い桃を育てる秘密は、何と言っても土作りにありました。古山さんの農園では、ウニの殻やとうもろこしの芯などを土に混ぜ込むことで、驚異的な甘さを引き出しています。その結果、糖度が37度に達する桃が育っており、まさに「フルーツ界の最高峰」と言えるでしょう。
日本のフルーツ業界は「小規模経営」が主流
スタジオに登場した糖度20度以上の桃のジュースも大好評で、メンバーたちはその美味しさに驚いていました。エコノミストの崔氏によると、日本の農家や果樹園は小規模経営が多いため、1つ1つの果実に手間をかけて付加価値を高める方向に進んでいるとのこと。これからは、品質の高さを競う時代がますます重要になっていくようです。
価格高騰のオレンジジュースに異変！
一方、フルーツ業界で心配されているのが、オレンジジュースの価格高騰です。番組によると、ブラジル産オレンジが不作に見舞われ、生産量が2割減少。そのため、日本に輸入されるオレンジ果汁の価格が3～4倍に跳ね上がっており、100％オレンジジュースが品薄になる可能性があると言われています。これにより、飲食店でもオレンジジュースがメニューから消えるなど、今後さらに影響が広がる恐れがあるとのことです。
さらに、オレンジの代替としてみかんを使う提案もあるものの、ジュース用のみかんは生食用のみかんに比べて価格が10分の1と安いため、農家にとっては経済的にメリットが少なく、難しい状況です。
フルーツ保存技術の革新と「ジャックフルーツ」
最新の技術としては、フルーツの鮮度保存技術にも注目。温度約0度、湿度100％の環境で食材を長期間保存できる技術により、1年以上前に収穫した梨でも鮮度を保ったまま保存できることが紹介されました。これにより、フルーツの品質保持や流通の問題が解決される可能性が高まっています。
また、スタジオに登場したジャックフルーツは、驚くべきことに肉のような食感を持つ果物として話題になっています。このジャックフルーツ、実はその大きさから「フルーツの王様」とも呼ばれており、近年はその肉質を生かして肉代替品として注目されています。木村佳乃さんも「フルーツとは分からない」と驚きのコメントをしました。
シャインマスカットバブルと農家の現状
最後に紹介されたのは、シャインマスカットバブル。シャインマスカットの人気が急激に高まり、今や栽培面積は約9倍に増加。しかし、人気の急上昇に伴い、栽培する農家の数も増えているため、今後の供給過多や市場の変動が予想されています。
これらの話題から見えてきたのは、フルーツ業界の急激な変化と、それに伴う価格高騰や消費者の変化への適応の必要性です。フルーツ業界はこれからますます「高品質」「高価格」志向が強まり、私たちの手に届くフルーツが今後どう変わっていくのか、非常に興味深いところです。
まとめ
『所さん!事件ですよ』で取り上げられたフルーツの世界は、私たちの想像を超える驚きと発見でいっぱいでした。1個300万円の桃に始まり、オレンジジュースの価格高騰や新しい保存技術、そしてジャックフルーツの新たな可能性など、フルーツ業界の進化が私たちの生活にどのように影響を与えるのか、今後も注目したいテーマが盛りだくさんです。