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所さん事件ですよ ハチミツ 1さじ1,000円高級ハチミツ~

『所さん!事件ですよ』で注目のハチミツ人気!1さじ1,000円の幻のハチミツとその背景に迫る

2024年12月21日に放送された『所さん!事件ですよ』では、今、世界中で注目されているスーパーフード「ハチミツ」の過熱する人気について特集されました。ゲストとして登場した木村佳乃さん、ホルコムジャック和馬さん、新田恵利さん、市川拓三郎さんとともに、所ジョージさんがハチミツの歴史や現代の人気トレンドについて深掘りしました。

1さじ1000円!?幻のハチミツの魅力

今回の放送では、なんと1さじ1,000円という高級ハチミツがスタジオに登場。そのハチミツは、カンボジアで日本人が収穫しているという、非常に珍しい種類のものです。一般的なハチミツは養蜂で採取されますが、このハチミツは野生のミツバチの巣から直接採取したもので、味わいも他のハチミツとは一線を画す特別なもの。所ジョージさんはその「さらさらした」質感に感動し、「こんなハチミツは初めてだね」とコメントしました。

実は、ハチミツの人気は今や世界的なトレンドになっており、2023年の世界市場規模は約1兆4800億円に達しました。さらに、2029年には2兆1000億円を超えると予測されており、その成長性は驚異的です。東京・港区には、そんな高級ハチミツを提供する飲食店もあり、ハチミツがいかに価値のある存在になっているかがわかります。

ハチミツの歴史は人類の歴史と同じ?

ハチミツの歴史は非常に古く、紀元前の人類の生活にも深く根ざしています。スペインの洞窟には、紀元前6000年頃に描かれたとされるハニーハントの壁画があり、当時から人々はハチミツの採取を行っていたことがわかっています。ハチミツはその栄養価の高さとともに、古代から神聖な食材として重宝されていたことがうかがえます。

ハチミツ人気の裏側で起きる養蜂家の悩み

ハチミツの需要が高まる一方で、その影で養蜂家が悩んでいる問題もあります。それは、ハチミツ盗難です。養蜂家が巣箱を設置する場所は、花の蜜が豊富な人里離れた森の近くが多いため、防犯対策が非常に難しいのです。京都府の養蜂家は、2年間にわたって20箱もの巣箱を盗まれ、被害額は500万円以上にのぼったこともありました。

そこで、養蜂家は防犯対策として、乾電池式のカメラやGPSを巣箱に取り付け、盗難を防ぐ努力を続けています。実際に、カメラに不審な男が巣箱を盗む様子が捉えられ、その車両ナンバーから男が特定され、警察に逮捕されたというエピソードも紹介されました。盗まれたハチミツは、道の駅で販売されていたことが後に判明しました。

養蜂を副業にする人々

さらに興味深いのは、近年、副業として養蜂を始める人が増えているという点です。農林水産省の統計によると、ミツバチの飼育戸数は12年前の5,934戸から、昨年は11,416戸にまで増加しました。養蜂を始めるには自治体に飼育届を提出するだけでよく、比較的簡単に始められるため、ビジネスとしても注目されています。しかし、ハチミツを販売するためには食品衛生責任者の資格や営業届の申請が必要です。

ミツバチの危機と代替手段の研究

ハチミツ人気の裏で、ミツバチの減少という深刻な問題もあります。アメリカでは約25%のミツバチが突然いなくなってしまったという現象が発生しており、これが農作物に大きな影響を与える可能性があります。国際連合食糧農業機関(FAO)によると、世界の農作物のうち70%以上がミツバチを経由して受粉されているため、ミツバチがいなくなると普段食べている野菜や果物が食べられなくなる恐れもあるのです。

これに対応するため、ハーバード大学ではハチ型ロボットを開発しており、都内のイチゴハウスでは、ミツバチの代わりにハエが受粉を手助けしているという、最先端の技術が登場しています。また、移動養蜂という方法が広まりつつあり、花が咲く時期に合わせて巣箱を全国各地に移動させることで、多彩な種類のハチミツを生産しています。

まとめ

『所さん!事件ですよ』では、ハチミツという身近な食品が抱える多くの問題や、時代の変化に合わせた最先端の養蜂技術にスポットライトを当てました。1さじ1,000円の幻のハチミツや、ミツバチの減少に対する研究など、ハチミツの魅力と未来について知ることができる内容でした。ハチミツがただの甘い食べ物でなく、農業や環境問題と深く関わっていることを改めて実感させられました。

次回も『所さん!事件ですよ』では、日常生活の中であまり考えないような「事件」に切り込み、興味深い情報を届けてくれることでしょう。