ガソリン価格の高騰、補助金縮小でどうなる？年末年始の給油と節約術も紹介【ひるおび】
2024年12月5日の「ひるおび」では、ガソリン価格が高騰し、補助金の縮小が影響を与える可能性について、経済評論家の加谷珪一氏が解説しました。年末年始の移動に向けて、今後のガソリン価格や節約術を知っておくことは重要です。ここでは、ガソリン価格の変動や、日常で実践できる燃費向上術をご紹介します。
12月19日からガソリン補助金が縮小
2024年12月4日、経済産業省はレギュラーガソリンの価格が1リットルあたり175円であると発表しました。この価格は、物価上昇対策として2022年から補助金で維持されてきたもの。しかし、12月19日から補助金が縮小され、来年1月には店頭価格が180円、さらに2月には185円に上昇する可能性があります。
加谷氏は、政府が補助金の縮小を進める理由として、政治的な調整や予算面の事情があると指摘しています。補助金の終了は、直接的なガソリン価格の上昇を意味し、物流や日常生活に影響を与える可能性が高いです。
ガソリンの値上げ前に給油を済ませるべき理由
加谷氏は、ガソリン価格が上がる前に満タンにしておくことを強く推奨しています。ガソリン価格は、12月19日以降から徐々に上昇していくため、早めの給油が賢明です。特に年末年始の長期休暇中に車で移動を予定している方は、給油を19日までに済ませることで、少しでも高騰を避けられるかもしれません。
年末年始のガソリン節約術
年末年始は、家族や親戚との移動が増える時期です。長距離移動が多くなるため、ガソリンを少しでも節約するための工夫が求められます。以下の燃費向上術を実践すれば、ガソリン代の節約につながるかもしれません。
1. ゆっくりアクセルを踏んで発進
最初の5秒間で時速20キロを目指してゆっくりと発進すると、燃費が最大10%程度改善されることがあります。急発進を避け、エコ運転を心がけることが大切です。
2. タイヤの空気圧をチェック
タイヤの空気圧が不足していると、燃費が悪化します。市街地では約2%、郊外では4%ほど燃費が悪くなることがあるため、定期的に空気圧を確認し、適正な値に調整しましょう。
3. トランクに不要な荷物を積まない
車のトランクに不要な荷物を積んでいると、重さが増し、燃費が悪くなります。100キロあたりで3%程度燃費が悪化するため、不要な荷物は下ろしておきましょう。
物価上昇への影響
ガソリン価格の高騰は、物流費の増加を引き起こし、それが食品や日用品などの価格に波及します。ガソリン価格が上がると、見えないところでコストが積み重なり、最終的に私たちの生活費が増える可能性があります。
加谷氏は、ガソリン価格の上昇が直接的な物価高につながり、国民の生活に影響を与えることを懸念しています。特に、物流や製造業におけるコスト増加が、日常生活にどのように影響するかを注視する必要があります。
結論：節約の知恵と今後の対策
ガソリン価格の高騰は避けられない流れの中、私たちはできるだけ無駄な支出を抑える工夫をする必要があります。年末年始の移動を控え、燃費向上術を実践し、早めの給油を心がけましょう。政府の補助金縮小やガソリン税の議論はまだ続いており、来年にかけての動向が注目されます。短期的には価格の上昇が予想されますが、長期的な政策として賃金引き上げなどの対策が求められています。
ガソリン代を抑えるためにできることを今のうちに実践し、少しでも家計に優しい生活を心がけましょう。