冬の暖房、節電のコツは「切る」べき?「つけっぱなし」べき?ひるおびで解説されたエアコン節約術
寒い季節になると、暖房を使う頻度が増えてきますが、気になるのはその消費電力。特に「ちょっと外出するだけで、暖房をどうするべきか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。11月4日に放送された『ひるおび』では、そんな疑問に対して、エアコンの節電方法について解説がありました。その中でも、「20分程度外出する場合、暖房は切った方がいいのか、つけっぱなしにした方がいいのか?」という質問に対して、意外な答えが出ました。
外出中、暖房は「ONのまま」が節電に効果的
番組では、20分程度の外出時、エアコンの暖房は「切るべきか、それともつけっぱなしにするべきか?」という質問に答える場面がありました。スタジオでは、恵俊彰さん、岡田結実さん、江藤愛アナウンサーがそれぞれ意見を述べましたが、最終的に「つけっぱなし」の方が消費電力が低いという結果に。
恵俊彰さんや岡田結実さんは、「冷えた部屋を温め直す方が逆にエネルギーを消費しそうだから、つけっぱなしにする方がいい」と話しました。一方、江藤愛アナウンサーは「もったいないから切った方がいい」と意見を出しましたが、専門的な視点からの解説が進むと、やはり「つけっぱなし」が節電に繋がることがわかりました。
実証実験結果が示す、つけっぱなしが節電につながる理由
ダイキンが行った実証実験によると、エアコンの暖房を「つけっぱなし」にしていた場合と、30分間隔でON/OFFを繰り返した場合の電気代には差が出ました。具体的には、12時間(午前6時~午後6時)の電気代が以下の通りでした:
• つけっぱなし: 211円
• 30分間隔で入り切り: 302円
同じ室温(24℃)と風量(自動設定)で、暖房のつけっぱなしの方が結果的に消費電力が少なく、電気代が安くなるという結果が出たのです。この実験結果からも、暖房を「切る」より「つけっぱなし」の方が、エネルギー効率が良いことがわかります。
長時間外出するならオフにした方が良い
ただし、番組では「30分以上の外出ならエアコンをオフにした方が良い」とも指摘されていました。暖房をつけっぱなしにしていると、外出中の無駄なエネルギー消費を避けられますが、長時間家を空ける場合は部屋を暖め直すこと自体がエネルギーの無駄になりかねません。したがって、外出が長時間にわたる場合はオフにして、帰宅後にすぐ温め始めるのが良いというアドバイスがありました。
知識が家計に与える影響
コメンテーターの鈴木あきえさんは、「これを知っているか知らないかで、ひと月の家計が大きく変わる」と指摘。家計を見直すためには、日常の小さな工夫が大切だということを改めて感じさせられる内容でした。また、番組では暖房だけでなく、家電全般の使い方を工夫することが節約につながるという話もあり、生活の中でエネルギー消費を見直すことの重要性が強調されました。
まとめ
寒い冬のエアコンの使い方、特に「ちょっと外出した場合」の対処法については、つけっぱなしにした方が節電に繋がることが分かりました。ちょっとした知識で、毎月の電気代を節約できるので、今後の暖房使用時にはこの情報を参考にしてみてはいかがでしょうか?