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男装コスプレイヤー有川麗華 マツコの知らない世界

「マツコの知らない世界」コスプレビジネスの裏側に迫る! 世界53か国を巡った男装コスプレイヤー有川麗華さんが語る巨大産業の魅力

2024年12月10日に放送された「マツコの知らない世界」では、現在急成長を遂げているコスプレビジネスの世界を特集。コスプレイヤーとして世界53か国で活躍する有川麗華さんが登場し、その魅力や裏側を語りました。コスプレの市場規模は世界でなんと5500億円を超え、各国で熱狂的に支持されています。この放送では、コスプレがどのようにして巨大産業となったのか、またその成り立ちや未来について深掘りしていきました。

コスプレ市場の拡大とその背景

番組の冒頭で紹介されたのは、コスプレの経済規模が年々拡大している事実。特に日本の豊島区では、ふるさと納税の返礼品にコスプレ体験を取り入れたり、有名企業がPR活動でコスプレイヤーを起用したりと、コスプレが広がりを見せています。こうした動きは、世界中でコスプレ人気が加速している証拠です。

有川さんは、コスプレの発展を支える要素として、SNSの影響を挙げています。コスプレイヤーはSNSのフォロワー数が命であり、フォロワー数×1万円がギャラの目安となっており、トップのコスプレイヤーは年収1500万円を超えることもあると言います。特に、コスプレイヤーの人気が高まると、企業からのオファーも殺到し、その収入源も多岐に渡るのです。

サウジアラビアなど、世界各国で大盛況のコスプレイベント

有川さんが触れたのは、サウジアラビアで開催されている「サウジアニメビレッジ」というイベント。このイベントでは、日本のアニソン歌手も参加し、コスプレの人気が非常に高いことがうかがえます。さらに、「Gamers8 コスプレカップ」では、賞金総額70億円という驚異的な金額が動き、世界中からトップクラスのコスプレイヤーたちが集まる一大イベントとなっています。

世界で活躍するコスプレイヤーたち

放送中には、世界各国で注目を集めているコスプレイヤーたちも紹介されました。マレーシアの八犬は、呪術廻戦の五条悟のコスプレで有名で、その再現度の高さに多くのファンが魅了されています。インドネシアのRianは、手作りの衣装と小道具で知られており、コスプレ大会での優勝賞金で家を建てたというエピソードも紹介されました。

ドイツのカムイは、特殊な小道具制作で注目を集めており、そのクオリティはCGでは表現できないリアルさを誇ります。また、アメリカのヤヤハンは、オリジナリティあふれるコスチュームで人気を集めており、自身のオリジナルコスプレ衣装を制作・販売しているとのことです。さらに、イタリアのレオン・チロはその鍛え抜かれた筋肉美で、役になりきるために肉体を鍛えるストイックさが話題となっています。

注目のコスプレイヤーとして親子で活動する「ソロモンの大佐&きょへ」

特に印象的だったのは、福岡在住の親子コスプレイヤー「ソロモンの大佐」と「きょへ」。彼らは、ゲーム『エーペックスレジェンズ』のキャラクター、バリスティックとオクタンのコスプレで注目を集めています。特に、衣装や小道具はすべて手作りで、細部にわたるこだわりが光ります。父親のソロモンの大佐は、機動戦士ガンダムのファンで、息子のきょへは顔型を取ってゴムでオクタンの顔を作成したというエピソードも紹介されました。

コスプレの未来と生成AIの影響

番組では、コスプレ業界が直面している課題についても触れました。生成AIの登場により、コスプレ業界がAIによって置き換えられるのではないかという不安の声が上がっています。実際、声優や映像業界でも生成AIのルール作りが進められている中、有川さんは「リアルなコスプレの力に価値を見出してほしい」と強調しています。マツコさんも、AIが進化するほど、人間の美しさや表現力が重要視されると語り、コスプレの未来に一層の期待を寄せていました。

まとめ

コスプレの世界は、今や単なる趣味の域を超えて、世界規模のビジネスとなっています。SNSの影響を受けて、コスプレイヤーたちは多くのフォロワーを抱え、企業からのオファーを受けるようになり、その収入は驚異的な規模にまで膨れ上がっています。また、世界各国で開催されるコスプレイベントや、注目のコスプレイヤーたちの活躍を見ることで、コスプレの可能性を改めて感じさせられます。今後、コスプレ業界がどのように発展していくのか、その未来に注目が集まります。