「有吉の世界の子どもたちに突撃！カネオくんファミリー」中国の武術学校を探る！
2024年9月23日放送の『有吉の世界の子どもたちに突撃！カネオくんファミリー』では、オギオくんが中国・河南省にある少林寺塔溝武術学校を訪れ、そこで暮らす子どもたちの驚くべき日常を追いかけました。中国武術の聖地であり、世界中の武術愛好者たちが憧れる地、登封市にあるこの学校には、何千人もの若者たちが集まり、武術の技を磨き続けています。
中国・河南省の少林寺塔溝武術学校とは？
少林寺塔溝武術学校は、中国でも最大級の武術学校で、5歳から18歳までの子どもたち約3万5000人が通っています。この学校は全寮制で、厳しい規律と鍛錬が日々の生活の一部です。朝5時に起床し、まずは2kmのランニングから始まります。武術の修行は、ただの体力トレーニングにとどまらず、武道の精神や技術を身につけることが求められます。
授業では、一般教養や社会で必要な知識を学ぶ時間もあり、午後からは本格的な武術の練習に励む日々が続きます。特に、長拳や少林剣といった伝統的な武術を学ぶ生徒たちは、心身ともに鍛えられています。
厳しい日常と夢を追う子どもたち
この武術学校では、休みは春節のシーズンだけで、学校外に出ることも許されていません。電子機器の使用も禁止され、日々の生活は極めて厳格です。しかし、夢を追い求める子どもたちは、ここでの修行を通じて将来の道を切り開こうとしています。
学業や武術の成績が良ければ、大学への進学や警察、軍隊での仕事、さらにはプロの武術家としての道が開けます。中でも、在学中にコーチ試験に合格すると、学費が全額免除されるという特典もあり、多くの子どもたちがそのチャンスを掴むべく日々努力を重ねています。
大運動会とスカウトのチャンス
年に一度開催される全校生徒が集結する大運動会は、武術学校の最大のイベントです。16種目、50以上の会場で7日間にわたり行われ、観客数は数万人にものぼります。この運動会で好成績を収めれば、大学や企業からスカウトされるチャンスも生まれます。魏詩茵さんや楚洋くんといった生徒たちは、それぞれ少林剣や長拳に出場し、優れた成績を収めました。
子どもたちの夢と未来
武術の修行を通じて、多くの子どもたちは自分の未来を切り開くために必死に努力しています。地方の農村から出てきた子どもたちも多く、都市部での成功を夢見て、日々厳しい練習に耐えています。中国武術の伝統とその厳しさが子どもたちにどれだけ大きな影響を与えているのか、改めて考えさせられるエピソードでした。
スタジオトークでの振り返り
放送の最後には、出演者たちが子どもの頃の夢について語るスタジオトークが行われ、視聴者にとっても印象的な場面となりました。オーストラリアの地下集落や中国の武術学校での子どもたちの生活を知ることで、夢を追い続けることの重要性や、その過程で直面する困難についても改めて思いを馳せることができました。
結びに
『有吉の世界の子どもたちに突撃！カネオくんファミリー』は、世界のさまざまな子どもたちの生活を知り、彼らの夢を応援する素晴らしい番組です。中国の少林寺塔溝武術学校で修行する子どもたちの姿を通じて、彼らがどれだけ熱い想いを抱えているかを感じることができました。これからもこうした子どもたちの成長を見守り、その努力と夢にエールを送りたいと思います。