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東京都国分寺市 洋館カフェおきもと 気になる家 姉妹が守り抜いた洋館

東京都国分寺市の「カフェおきもと」:愛美さんが守り継ぐ歴史ある洋館の物語

2020年11月14日放送の『人生の楽園』では、東京都国分寺市にある「カフェおきもと」のオーナーである久保愛美さん(53歳)の物語が紹介されました。農地や自然に囲まれた静かな住宅街の中にひっそりと佇む、歴史的な洋館。そこに新たにオープンしたカフェは、ただの飲食店ではなく、愛美さんと彼女が守り続ける家族の絆が息づく場所です。NHKで放送される、気になる家 姉妹が守り抜いた洋館かな。

洋館をカフェとして蘇らせた愛美さん

この洋館はもともと昭和7年に神戸の貿易商人が建てた別荘で、その後、沖本京子さんと智子さん姉妹が住んでいました。愛美さんは、隣に住む沖本姉妹との交流を通じて、次第にこの家に深い愛情を抱くようになりました。しかし、姉妹が高齢となり、家の手入れが難しくなったことから、愛美さんはこの洋館を守る決意を固めます。

建物の修繕費用は1億円以上という膨大な額でしたが、地元の大工さんや建築の専門家たちが集まり、愛美さんにこの洋館が貴重で保存価値のある建物であることを教えてくれました。愛美さんはその後、家を受け継ぎ、カフェ「おきもと」をオープンすることを決意します。

カフェとして生まれ変わった「おきもと」

「カフェおきもと」の名前は、沖本姉妹への感謝と敬意を込めてつけられました。愛美さんは、カフェ学校にも通い、エキゾチックな洋食ランチや多様なスイーツ、ドリンクを提供するメニューを考案。その中でも、オムハヤシや煮込みハンバーグなど、洋館にぴったりな料理が特徴です。オープン直後は慣れない仕事に戸惑いながらも、愛美さんは着実にお店を軌道に乗せていきました。

愛美さんの決意とカフェへの思い

実は愛美さん、カフェを開店する前に難病を患っており、一度は死を覚悟したこともあります。しかし、「人は死ぬが、家は残る。だからこの家を守り、次の世代に繋げていくことが自分の最後の仕事だ」と熱い思いを語ります。この言葉通り、愛美さんは大切に家を守りながら、訪れる人々に温かい時間を提供し続けています。

お客様に愛される洋館カフェ

「カフェおきもと」の開店前には、近所の方や知人を招いたお披露目会が開かれ、愛美さんは涙を流しながら感謝の気持ちを伝えました。その後、洋館を訪れた多くの人々が、この場所が持つ歴史的な価値を再確認し、心から感動しました。

また、愛美さんが修繕を進める中で、元々の洋館の特徴や細かなディテールを大切に残すため、インテリアデザイナーや建築の専門家たちが支えとなりました。彼らの協力により、洋館は見事に蘇り、現在もその魅力を発揮しています。

「カフェおきもと」の営業時間とメニュー

「カフェおきもと」は、金曜日から月曜日の週4日営業しており、席数が限られているため、混雑が予想されます。事前の予約が推奨されています。お店では、オムハヤシライスや煮込みハンバーグなど、家庭的で美味しい洋食を楽しめます。

営業日時:金曜・土曜・日曜・月曜 午前11時~午後5時
電話番号:042-572-1234

【メニュー】

  • 牛肉のオムハヤシライス
  • 煮込みハンバーグとおばんざい盛り合わせ

また、蓄音機の音色や洋館の歴史に触れることができる展示もあり、訪れる人々にとっては、ただの食事を超えた特別な体験ができる場所です。

まとめ

「カフェおきもと」は、ただのカフェではなく、愛美さんが守り継いできた歴史と温かい家族の物語が詰まった場所です。彼女の決意と努力によって、歴史的な洋館は新たな命を吹き込まれ、今も多くの人々に愛されています。これからも、この洋館が時を超えて輝き続け、訪れる人々に素敵な時間を提供し続けることを願っています。