江戸時代から伝わる「つまみ細工」を現代風にアレンジ!ガーベラのブローチ作りに挑戦
2025年1月15日(水)に放送されたNHK総合の番組「すてきにハンドメイド」では、伝統工芸の「つまみ細工」を紹介。今回のテーマは、江戸時代から伝わる「つまみ細工」を現代風にアレンジしたガーベラのブローチの作り方です。ゲストのハシヤスメ・アツコさんが、細やかな手仕事に挑戦する様子が放送されます。
つまみ細工とは?
「つまみ細工」は、江戸時代から伝わる伝統工芸で、小さな布を『折り』『つまみ』、複数のパーツを組み合わせて四季折々の花鳥風月を形作ります。もともとは、宮中の女官や大名の奥女中が趣味として楽しんでいた技法で、明治時代には、日本髪に欠かせないはなかんざしや花櫛などの装飾品に応用され始めました。
つまみ細工の特徴は、布を指でつまんで折り、花や葉の形を作り上げるところにあります。多くの作品には、菊や梅など、親しみやすい花モチーフがよく使われますが、今回はガーベラという花を選んで、現代風にアレンジ。ガーベラは、明るく元気な印象を与える花で、つまみ細工の中でも特に可愛らしく仕上がります。
ガーベラのブローチ作り
番組では、つまみ細工作家の蒼菊さんが、ガーベラのブローチの作り方を解説。ガーベラの花びらは、特に丸つまみという技法を使って作られます。丸つまみは、優しい丸い形が特徴で、ふっくらとした印象を与えるため、ガーベラの花にぴったりです。
ハシヤスメ・アツコさんも、この細やかな手作業に挑戦。番組を通して、つまみ細工の楽しさや、手仕事の奥深さが伝わってきました。布を指でつまんで作り上げるこの作業は、見た目以上に繊細で、集中力を必要としますが、その分完成した時の達成感はひとしおです。
つまみ細工の魅力
つまみ細工は、伝統的な技法と現代のセンスが融合したアートとして、今も多くの人に愛されています。和服に合わせた髪飾りやかんざし、また近年では洋装にもぴったりなアクセサリーとしても人気があります。特に、丸つまみと剣つまみという二つの基本的な技法を応用して、様々な花やモチーフを作り出すことができます。
現代のつまみ細工とその素材
現代では、羽二重だけでなく、ちりめんやコットンなど、さまざまな素材が使われるようになりました。ちりめんを使ったつまみ細工は、ふっくらとした優しい仕上がりになり、特に初心者にもおすすめです。
また、和装だけでなく、普段使いのアクセサリーや、洋服に合わせた髪飾りとしても活躍するつまみ細工は、ハンドメイドクラフトとして注目されています。
まとめ
江戸時代から受け継がれる伝統的な「つまみ細工」は、現代でもその魅力を失うことなく、進化を遂げています。ガーベラのブローチ作りを通じて、伝統工芸の魅力を再発見したい方には、ぜひ番組の内容を参考にして、自分だけのオリジナルアクセサリーを作ってみてください。
伝統と現代のセンスが融合したつまみ細工で、あなたも素敵な手作りアイテムを楽しんでみましょう!