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「ポツンと一軒家」12月8日 長野県飯田市の山奥にある一軒家

「ポツンと一軒家」12月8日放送:山奥の棚田を守るために20年間通い続けた男の物語に感動

2024年12月8日に放送されたテレビ朝日「ポツンと一軒家」では、長野県の山奥にあるポツンと一軒家を訪れ、20年にわたって実家の田んぼを守り続けた男性の感動的なストーリーが紹介されました。番組は所ジョージさん、林修さん、内田有紀さん、内藤秀一郎さんが出演し、訪れた場所の壮大な自然や、そこに生きる人々の暮らしを丁寧に描きました。

長野県飯田市のポツンと一軒家での田んぼ管理

この回で取り上げられたのは、長野県飯田市の山奥にある一軒家です。衛星写真で見ると、敷地はまるで人の顔の形に見えるほどの特徴的な場所にあります。20年前から空き家となっていたこの家は、両親が亡くなった後も、息子である正三さん(75〜6歳)が毎年通い、家の周りの田んぼを管理していました。

正三さんが育った家は、板葺き屋根の築100年以上の古い家屋で、かつては自給自足の生活をしていたとのこと。家の中には、昔の生活を物語るような貯水タンクや自家水道があり、昭和34年に電気が開通するまではランプ生活が送られていたそうです。また、両親は養蚕も行っていたため、敷地には桑畑も広がっていました。

田んぼの稲作を支える人々の絆

正三さんの努力と共に、番組では友人や同級生の協力も描かれました。特に、稲作の重要な作業である「稲架掛け」や「脱穀」に、地元の友人たちが手伝いに駆けつけます。杉山さんと塩澤さんが手伝いながら稲を脱穀し、その後、収穫した新米をコイン精米所で精米して新米として炊き上げました。試食会では、新米の味とともに、地元の特産品であるきのこの味噌漬けや野沢菜漬けも振る舞われ、温かい雰囲気の中で食事を楽しみました。

故郷への愛と今後の決意

正三さんは番組の中で、「米だけは作っていこうと思っている」と語り、家の形だけは残しておきたいという強い決意を示しました。実家に残る棚田や田んぼを守り続けることは、彼にとって単なる農作業ではなく、家族や故郷への深い愛情を感じさせるものです。この思いに触れた内田有紀さんは、「両親が残した大切な場所を引き継いでいくことで、自分の元気も保てるんじゃないかと思う」と語り、そのメッセージに共感を寄せました。

番組を通じて感じる、田舎の魅力と人々のつながり

「ポツンと一軒家」は、ただの孤立した一軒家を訪れるだけでなく、その地域に住む人々がどう暮らしているのか、どんな思いで土地を守り続けているのかを深く掘り下げる点が魅力です。今回は、正三さんが20年という長い時間をかけて続けてきた田んぼの管理や、地元の人々との絆を通して、自然の中で生きる力強さや、故郷への深い愛情が描かれました。

番組を通じて、都会の喧騒を離れて自然の中で静かに暮らすことに憧れを抱く人も多い中、内田有紀さんもその魅力に触れ、「ポツンと一軒家」への憧れを語っています。今回の放送を見た視聴者は、きっと日本の美しい田舎での暮らしを改めて考えさせられることと思います。

次回の放送でも、どんなポツンと一軒家が紹介されるのか楽しみですね。