ポツンと一軒家:徳島と大阪で2拠点生活を送る84歳&76歳夫婦
1月26日放送のバラエティ番組「ポツンと一軒家」では、徳島県の山中にある一軒家で暮らす84歳と76歳の夫婦に密着しました。この夫婦は、故郷の徳島と大阪の自宅を行き来する2拠点生活を送っています。今回は、彼らの過酷な山暮らしの思い出や、今も現役で使われている黒電話についてご紹介します。
過酷だった山暮らしの思い出
捜索隊が向かったのは、徳島県北西部の美しい山々に囲まれた集落。空港から車で2時間半の距離にあり、川沿いの景色が広がる場所です。住民に衛星写真を見せると、「かなりの悪路で、途中からは歩いて行かないと家にはたどり着けない」との情報が。山道は苔が生え、滑りやすい状態が続きます。
徒歩で進むと、やがて母屋らしき一軒家が見えてきました。迎えてくれたのは、84歳の夫と76歳の妻。かつては24戸の家があった集落も、今では彼らの生家だけが残っています。
夫は、大阪で仕事をしながら妻と出会い結婚しましたが、62歳で母の世話をするために実家に戻りました。母を亡くした後は、夏は徳島、冬は大阪での生活を続けています。幼少期には、雪道を素足に草鞋を履いて1時間かけて通学した過酷な日々を振り返り、「故郷ってやっぱりいいなあと思うんです。先祖が開拓して田んぼを作って……その苦労を知っているからこそ、家も田んぼも守りたいと思っているんです」と語ります。
驚きの黒電話
番組の予告映像では、夫婦が暮らす一軒家にある黒電話に捜索隊が驚く様子が映し出されました。現代ではほとんど見かけなくなった黒電話が、今もなお現役で使われていることに、視聴者も興味を持つことでしょう。
感動の瞬間
スタジオでVTRを見守っていたゲストの比嘉愛未さんは、「本当に素敵なご夫婦」と感極まり涙を流しました。岩田剛典さんも、夫婦の深い絆や歴史に感銘を受けた様子でした。
この放送を通じて、視聴者は過酷な山暮らしを経て、今もなお愛情深く生活を続ける夫婦の姿に心を打たれたことでしょう。彼らの物語は、故郷への愛や家族の絆の大切さを再認識させてくれます。