時給10円という現実〜消えゆく農民〜
番組概要
放送日時: 2025年2月11日(火)13:45 – 14:40
放送局: ABCテレビ1
第39回民教協スペシャル「時給10円という現実〜消えゆく農民〜」は、コメ農家の厳しい現実に迫るドキュメンタリーです。本作では、コメの価格高騰が続く中で、農民たちが直面している問題を深く掘り下げ、彼らの声に耳を傾けます。
あらすじ
2024年、スーパーの店頭からコメが消え、新米が出回る頃にはその価格が急騰しました。「コメはどうなってしまうのか?」という疑問が広がる中、コメを作る人々は何を思っているのでしょうか。山形県長井市の農民、菅野芳秀(かんの よしひで)さん(75)は、「農民がものを言わずに消えていく。今どれだけ大変かが世に伝わっていない」と語ります。
菅野さんは、妻の佐智子さんと共に、成田空港建設に対する反対運動「三里塚闘争」の中で出会い、結婚しました。彼らは、生ごみをたい肥にし地域の台所と田畑をつなぐ「レインボープラン」を立案・稼働するなど、さまざまな取り組みを行ってきました。菅野さんは、「日本から農民がいなくなったとしても、たくさんの市民が農に関わる『国民皆農』こそ、長続きする人間社会、農との関係性だと思う」と強調します。
ナレーション
本番組のナレーションは、女優の余 貴美子が担当しています。
制作情報
- 企画: 民間放送教育協会
- 制作著作: 山形放送
まとめ
「時給10円という現実〜消えゆく農民〜」は、農業の現実を知り、未来の食料問題について考えるきっかけを提供する重要なドキュメンタリーです。農民たちの声を通じて、私たちが直面する課題を見つめ直す機会となるでしょう。ぜひご覧ください。