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トヨタ ランドクルーザー70系 その開発と改良の足跡 三樹書房から刊行

ランドクルーザー70系の40年の歩み『その開発と改良の足跡』

トヨタの代表的な4WD車であり、ランドクルーザー70系が1984年に誕生してから40年の時を経て、その進化の過程を振り返る新装版の書籍、『トヨタ ランドクルーザー70系 その開発と改良の足跡』が三樹書房から刊行されました。この本は、ランドクルーザー70系の技術的な進化とデザイン改良を詳細に記録し、その歴史的意義や今なお愛され続ける理由を探ります。

ランドクルーザー70系の誕生と開発背景

1984年に登場したランドクルーザー70系は、4輪駆動車の王者としての資質を継承し、同時に近代的なスタイルと快適性を備えることを目指して開発されました。これは、耐久性と優れた走行性能を誇るランドクルーザーシリーズの中でも、乗用車ユーザーへのアプローチを強化する狙いがありました。開発当初から、厳しい走行条件をクリアしつつも、普段使いにも適した性能を備えることを意識していたのです。

継続的な改良と進化

ランドクルーザー70系は、フルモデルチェンジを行うことなく、多様な要求に応える改良が続けられました。この継続的な進化により、発売から40年経った現在でも、過酷な環境下での信頼性を誇り、数多くのオフロード愛好者やプロフェッショナルに支持されています。デザインや機能の面でも時代に即した変更が加えられ、他の車両と一線を画する存在であり続けています。

 

 

40周年を記念した新装版

本書は、ランドクルーザー70系の40周年を記念して刊行されました。元々2019年に出版されたものを基に、カバーデザインが一新され、40周年記念の正式ロゴが採用されています。これにより、ただの技術書ではなく、ランドクルーザー70系への愛と誇りを込めた一冊に仕上がっています。

著者の難波毅氏は、ランドクルーザー70系について「これほど働いているクルマを、これほど頼られているクルマを、これほど愛されているクルマをほかに知らない」と評しています。また、「環境が悪化すればするほど、生き生きとしてくるクルマ」とその頑強さと信頼性を強調しています。

未来へと繋がる伝説の一台

ランドクルーザー70系は、開発当初から多くの改良を加えられながらも、基本的な設計を維持し、40年という長きにわたり愛され続けています。過酷な環境に適応し、機能美と耐久性を兼ね備えたその姿は、まさに自動車史に残る名車としての面目を保ち続けています。

本書は、ランドクルーザー70系の愛好者にとって必読の一冊であり、これからもその進化を見守り、次の40年に向けた展望を語り合うための貴重な資料となることでしょう。

ランドクルーザー70系の誕生から40年、これからもその伝説は続きます。