『日本最強の城スペシャル』で巡る、冬の絶景!松江城の魅力とは
2024年1月3日放送のNHK総合『日本最強の城スペシャル』では、全国の名城が紹介され、冬ならではの美しい姿を見せる城々が登場しました。その中でも特に注目を集めたのが、松江城。松江城は、江戸時代初期に建てられた歴史ある城で、国宝に指定されている天守を有しています。番組では、松江城の魅力とともに、雪化粧に包まれた姿が美しいその様子が放送されました。
雪に包まれた松江城の絶景
松江城は冬になるとその景色が一層美しくなることで有名です。雪に覆われた天守は、まるで絵画のように美しい光景を作り出し、訪れる人々を魅了します。特に1月から2月にかけての雪化粧の松江城は、白と黒のコントラストが際立ち、まるで別世界に迷い込んだような気分にさせてくれます。
番組では、松江観光ガイドの谷夏海さんが案内役として登場。松江城の大手門跡からスタートし、天守までの歴史的な歩みを紹介しました。大手門跡の幅は約14メートル以上もあり、その壮大さがまず訪れる人を圧倒します。さらに、天守に到達するための階段を上りながら、松江城の歴史に触れ、最終的にはその絶景を堪能することができます。
黒い天守と懸魚の意味
松江城の特徴的な美しさは、その黒い天守にあります。天守が黒く見える理由は、外壁に施された黒い下見板が原因です。この板は、雨風から天守を守る役割を果たすとともに、見た目にも独特な美しさを演出しています。
また、屋根の飾りである懸魚(げぎょ)にも注目が集まりました。懸魚は、建物を守るためのおまじないとして取り付けられたもので、魚といえば水を象徴するため、防火のおまじないが込められていると言われています。松江城に限らず、彦根城や姫路城にも同様の懸魚が見られ、その意味を知ることで、より一層城の魅力を感じることができるのです。
城の魅力を語るゲストたち
スタジオでは、城好きのゲストたちが松江城をはじめ、最強の城について熱く語り合いました。ゲストの高橋英樹さんは「松江城は冬の寒さや雪が大好き」と語り、その寒さの中で味わう冷たい蕎麦の美味しさに思いを馳せました。春風亭昇太さんは「この頃の城は階層ごとに高さが違って、天守の個性も面白い」と述べ、松江城の構造の魅力にも触れました。
また、村井美樹さんは「松江城は古武士のような渋さがある」とその美しい木肌を称賛し、城に対する深い愛情を見せました。これらのコメントから、松江城の魅力は単なる建物の美しさだけでなく、その歴史や文化が深く関わっていることが感じられました。
冬の城巡りを楽しもう
『日本最強の城スペシャル』は、冬ならではの城の魅力に迫る特集でした。番組では、国宝天守のある城が冬に見せる神秘的な表情や、富士山を望む絶景が広がる城、温泉と城が楽しめるスポットなど、全国の名城の魅力を余すことなく紹介しています。スタジオでは、石垣実験やバーチャル城巡り体験なども行われ、視覚的にも楽しめる内容となっています。
まとめ
松江城は、冬にこそ訪れる価値のある名城です。雪化粧に包まれたその姿は、まるで時間が止まったかのような美しさを誇ります。歴史を感じさせる建物、神聖な懸魚、そして城の内外に広がる自然の景色—すべてが松江城の魅力を引き立てています。
2024年の冬の城巡りは、松江城からスタートしてみてはいかがでしょうか。