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ガイアの夜明け 巨大地震から家を守る!住友ゴム防災装置「MIRAIE」

巨大地震から家を守る!住友ゴムが誇る最先端の防災装置「MIRAIE」

2023年1月17日放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』では、日本の地震列島で命と暮らしを守るために奮闘する企業が取り上げられました。その中で注目を集めたのが、住友ゴムが開発した地震対策装置「MIRAIE(ミライエ)」です。阪神・淡路大震災を機に、住友ゴムは“命を守る”という使命のもと、耐震性を大幅に向上させる制震技術に力を入れてきました。今回は、その技術がどのようにして家屋の倒壊を防ぎ、命を守っているのかを紹介します。

制震技術の進化とMIRAIEの登場

日本は地震が頻発する「地震列島」として知られています。特に、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの大地震では、多くの建物が倒壊し、命を落とす人々も少なくありません。これらの災害を受けて、建物の耐震性を強化するための技術開発が進められました。住友ゴムは、タイヤメーカーとして長年の歴史を持つ企業であり、そのゴム技術を活用し、地震対策装置「MIRAIE」を開発。これにより、家屋が倒壊しないように守ることが可能になりました。

MIRAIEは、住友ゴムが誇る「高減衰ゴムダンパー」を使用した制震装置で、建物の揺れを大幅に軽減します。この技術は、熊本地震でも実証され、全壊・半壊ゼロの実績を達成したことでも注目を集めています。

熊本地震での効果が証明したMIRAIEの実力

2016年4月に発生した熊本地震では、震度7の大きな揺れが2回観測され、1700回以上の余震が続きました。このような強い揺れと繰り返しの揺れに対して、MIRAIEを導入した家屋は、家本体の揺れ幅を低減し、倒壊を防ぎました。実際に、MIRAIEを使用した家では、震災後に点検を行ってもヒビ一つ入っていなかったという報告があり、住まいの安全性を大きく向上させることが証明されたのです。

この成果は、住友ゴムが開発した高減衰ゴムダンパーの優れた性能によるもので、建物の揺れを効率的に吸収し、家屋のダメージを最小限に抑えることができます。

歴史的建物にも採用された制震技術

MIRAIEの技術は、住宅だけでなく、歴史的建造物にも採用されています。例えば、熊本城の天守閣の耐震改修工事に使用されたのは、住友ゴムの高減衰ゴムダンパーです。この技術は、京都の東本願寺や御影堂の耐震補強にも利用され、重要な文化財を守るためにも貢献しています。長期間安定した性能を維持することができるため、文化財の保存にも最適です。

住友ゴムの100年の歴史と挑戦

住友ゴムは、1909年に日本初の近代ゴム工場を創業し、タイヤ製造をはじめとするゴム産業を牽引してきました。100年の歴史を持つ企業として、社会に貢献する商品を提供し続けている住友ゴムは、その技術を駆使してMIRAIEを開発しました。この取り組みは、単なる商業的な目的ではなく、人々の命を守るという使命感が込められています。

MIRAIEの未来と普及

MIRAIEは、これまでの地震対策技術を一歩進めた製品として、多くの家庭や建物に導入が進んでいます。今後も、地震による被害を最小限に抑えるために、さらなる技術革新と普及が期待されています。住友ゴムは、引き続き地震対策のための研究開発に取り組み、人々の安全な生活を支えるための努力を続けていくことでしょう。

まとめ

住友ゴムが開発した制震装置「MIRAIE」は、地震から家を守るための頼もしいパートナーです。特に熊本地震での実績が示すように、強い揺れや繰り返しの揺れに対しても、その効果を発揮し、建物を守ることができます。地震大国である日本において、安全な住まい作りのために、MIRAIEのような技術がますます重要になっていくことでしょう。