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  • 愛知県名古屋市 大須スケートリンク&30分で転ばないコツ

    2025年1月23日放送のNHK総合「あさイチ」では、「愛(め)でたいnippon 愛知」と題し、フィギュアスケートの名選手を数多く輩出した愛知県名古屋市の大須スケートリンクが特集されました。

    番組では、川村エミコさんが、村上佳菜子さんに初めてスケート教室で教えた方に初心者が30分で転ばずに滑るためのコツを伝授しました。

    また、宇野昌磨選手や鍵山優真選手、三浦璃来・木原龍一ペア(通称“りくりゅう”ペア)などトップスケーターが使用しているスケート靴のブレードにも注目が集まりました。

    スケート靴のブレードは、選手のパフォーマンスに大きな影響を与える重要な部分です。

    特に、愛知県に拠点を置く株式会社山一ハガネが開発した「YS BLADES(YSブレード)」は、10kgの特殊鋼の塊から約270gのブレードを削り出す一体構造で製造されています。

    これにより、溶接部分がなくなり耐久性が向上し、4回転ジャンプなどの大きな衝撃にも耐えられる設計となっています。

     

    さらに、ブレードの研磨も選手の滑りに影響を与える重要な要素です。

    ブレードの刃はわずかにU字にくぼんでおり、氷と接するエッジ部分が摩耗すると滑りにくくなります。

    このため、研磨職人が一人ひとりの選手の好みや滑り方に合わせてブレードを研ぎ、最適なエッジを作り出しています。

     

    番組内では、お笑い芸人の川村エミコさんが30分のレクチャーを受け、スケートの基本を習得し、人に教えられるレベルにまで上達する様子も紹介されました。

    愛知県はフィギュアスケートのスター選手を多く輩出しており、その背景には地域の伝統や指導者の熱意、そして高度な技術を持つ職人たちの存在が大きく関わっています。

    これらの要素が組み合わさり、愛知県はまさに「スケート王国」と呼ぶにふさわしい地域となっています。