「ひとりすき焼き」新業態オープン!ペッパーフードサービスが見せる革新性
2024年11月、東京・新橋に登場した新しい飲食店「ひとりすき焼き」は、思わず目を見張るような革新的なコンセプトで注目を集めています。運営はあの「いきなりステーキ」でおなじみのペッパーフードサービス。今回は、すき焼きのスタイルに革命を起こす新たな試みが盛り込まれています。
一人で楽しむ新感覚の「ひとりすき焼き」
この新業態の最大の特徴は、ズバリ「ひとりすき焼き」だという点。これまで、すき焼きはグループで囲んで食べるイメージが強かったですが、ペッパーフードサービスが新たに提案するのは、まさに一人用のすき焼きです。
店舗内は、コの字型のカウンター形式で、調理スタッフが客の目の前ですき焼きを焼いてくれるというユニークなシステム。カウンターの中心に立つ調理スタッフが、食材を焼いている様子を楽しみながら、炊き立てのご飯とともに、熱々のすき焼きを味わうことができます。
「野菜ナシ」の新しい発想
さらに驚きなのは、こちらのすき焼きには「野菜が一切含まれていない」ということ。一般的なすき焼きでは、しらたきや豆腐、ねぎや白菜などの野菜が欠かせませんが、この新しいスタイルでは、主役であるのはなんと「肉だけ」。和牛を中心に、ブランド牛も提供されるという贅沢な内容です。この「野菜ナシ」の発想が斬新で、肉好きにはたまらないメニューとなっているのは間違いありません。
高級感あふれる一人の贅沢な時間
もちろん、この新しいすき焼きは、単なる「肉を食べるだけ」の食事ではありません。調理スタッフが目の前で焼く様子を見ながら食事を楽しむという演出が、まるでお店でシェフと一緒に料理を作るかのような体験を提供してくれます。
ペッパーフードサービスの社長、一瀬健作氏は、客単価を「いきなりステーキ」の約2,000円からさらに高い、2,500円〜3,000円を見込んでいることを発表しています。この価格帯で提供されるのは、質の高い和牛やブランド牛。これまでの“庶民的な”すき焼きとは一線を画した、贅沢な一人用すき焼きの登場です。
“非常識すぎる発想”が生む新しい食文化
いきなりステーキの成功から一転、赤字転落という困難を乗り越えてきたペッパーフードサービスですが、この「ひとりすき焼き」の新業態は、まさにその失敗から学んだ革新的なアイデアの結晶です。グループや家族で囲む食事から、個々人が自分だけの贅沢な時間を過ごす「ひとりすき焼き」へとシフトすることで、食文化に新たな風を吹き込むことを目指しているのでしょう。
まとめ
「ひとりすき焼き」という新業態は、単に新しいスタイルのすき焼きを提供するだけでなく、食の楽しみ方そのものを革新する可能性を秘めています。個々のニーズに合わせた贅沢な一人用料理を提供することで、忙しい現代人や食文化に新たな選択肢を提供しています。この新しい発想に注目し、実際に店舗を訪れる人々がどんな反応を示すのか、今後の展開が非常に楽しみです。