2024年12月11日放送の『昼めし旅』では、北関東の冬の味覚が満載の「冬のうまいもんスペシャル」が放送されました。栃木、茨城、群馬の美味しい食材と、それらを使った家庭料理が次々と紹介され、地元の人々の温かいもてなしに触れることができました。
栃木県小山市:畜産の町で食べる郷土料理「しもつかれ」 栃木県小山市は畜産の町として知られ、地元の名産「おやま和牛」や「ブラドラ豚」などが有名です。この日は、農家を引退した塚田さんご夫婦のお宅を訪ね、地元の郷土料理「しもつかれ」を拝見しました。しもつかれは、大根、ニンジン、鮭の頭などを使った栄養満点の煮込み料理。塚田さんは48年前に結婚し、子ども1人、孫2人に恵まれ、仲良しの秘訣として「ありがとう」を大切にしていると話していました。温かい家庭の雰囲気の中で、地元の冬の味覚を堪能することができました。
栃木県宇都宮市:とちおとめを使ったアイデアレシピ 宇都宮市では名産のイチゴ「とちおとめ」を使ったアイデアレシピが紹介されました。イチゴ農家のご夫婦が作ったのは、モッツァレラチーズと規格外のイチゴを使ったカプレーゼ。ドレッシングには自家製のイチゴ酢が使われており、イチゴの甘さと酸味が絶妙なバランスで仕上がっていました。さらに、夫婦が作るイチゴミルクやキーマカレーも紹介され、イチゴの可能性を広げた料理が印象的でした。
茨城県北茨城市:アンコウの町で味わう冬の名物「どぶ汁」 茨城県北茨城市はアンコウが名物で、冬にはアンコウ鍋を目当てに多くの観光客が訪れます。この日は、民宿を営む阿部さんの家で、アンコウの肝を使った「どぶ汁」が作られました。どぶ汁はアンコウと大根を煮込んだ豪快な鍋料理で、滋味深い味わいが特徴。阿部さんの家族は、地元の新鮮な海の幸をふんだんに使った料理を振る舞っており、温かい家庭料理に触れることができました。
群馬県沼田市:フルーツ王国で味わう「だんご汁」 群馬県沼田市では、フルーツ狩りが楽しめる農園を訪問。そこで、農家直伝の「だんご汁」を作る様子が紹介されました。隠し味にすりおろしたリンゴを加え、香り豊かな一品に仕上がりました。その他にも、リンゴの肉巻きや、フルーツ狩りができる農園の魅力が伝わる内容となっていました。
茨城県結城市:白菜を使った具沢山の「芋煮」 茨城県結城市は白菜の名産地で、そこで栽培されている白菜を使った料理が紹介されました。地元農家の篠塚さんが作ったのは、白菜と大根を使った「芋煮」と焼きレンコン。シンプルながらも素材の味が生かされた料理は、寒い冬にぴったりの温かい一品です。
栃木県結城市:ゆでまんじゅうの味わい 結城市では、名物の「ゆでまんじゅう」を紹介。コージ・トクダが訪れた和菓子店で、もっちりとした食感のゆでまんじゅうを試食しました。昭和7年創業の老舗の味は、どこか懐かしさを感じさせる一品で、地元の人々にも親しまれています。
今回の『昼めし旅』では、北関東の冬の味覚が盛りだくさんでした。地元の人々が心を込めて作る家庭料理は、どれも温かく、心を癒してくれる味でした。食材の宝庫である北関東ならではの美味しい料理に触れ、冬の味覚を存分に楽しむことができました。