「じゃがいも」の新常識!ダイエット、腸活、そして極上の食感
12月19日、NHKの『あしたが変わるトリセツショー』で放送された「じゃがいも」の特集では、これまでの常識を覆す驚くべき情報が紹介されました。一般的には「太りやすい」と思われがちなじゃがいもですが、実は健康やダイエットに効果的な食材だということがわかりました。今回は、その驚くべき効果と使い方をご紹介します。
じゃがいもはダイエットに最適!?
「じゃがいも=太る」というイメージが強いかもしれませんが、実は減量が必要なボディービルダーたちが白米の代わりに積極的に食べていることが明らかになりました。その理由は、じゃがいものカロリーが比較的低いこと、そして何よりも「満腹指数」が高いからです。
オーストラリアの研究によると、じゃがいもは同じカロリー量の他の食品と比べて、圧倒的に満腹感を得やすいことがわかっています。つまり、じゃがいもを食べると腹持ちが良く、間食を減らすことができ、自然と食べ過ぎを防ぐことができるのです。この満腹感を生み出すのは、じゃがいもに含まれる食物繊維と、食後に分泌される満腹ホルモンが影響していると考えられています。
便秘改善にも効果的!?
また、じゃがいもには便秘解消にも効果があることがわかりました。実は、じゃがいもに含まれるビタミンCやカリウムは、りんごやバナナよりも多く、栄養価が非常に高いことがわかっています。しかし、特に注目すべきなのは「レジスタントスターチ」という特別なでんぷん成分です。
レジスタントスターチは消化されにくく、大腸に届くことで腸内環境を整え、便をやわらかくする効果があります。さらに、この成分は冷やすことでその効果が高まるというのです。加熱したじゃがいもを冷やすことで、消化しにくいレジスタントスターチが増え、腸活や便秘改善に効果的になるとのことです。
じゃがいもの「驚異の粘り」を活かした新しい食感
じゃがいものでんぷんの「驚異的な粘り」も新たな発見として注目されています。実験によると、じゃがいものでんぷんは、とうもろこしやさつまいもに比べて8倍以上の粘度を持っていることが判明しました。この粘りを活かした料理が、今、注目されています。
特に「すりおろし」を使うことで、その粘りが最大限に引き出されます。じゃがいもをすりおろし、カレーや豚汁に加えるだけで、深い旨味が増し、まるでだしを足したような美味しさが広がります。これは、じゃがいもに含まれるアミノ酸「メチオニン」が加熱されることで生成される「メチオナール」という成分が関係しているのです。この成分が、味覚だけでなく、嗅覚にも働きかけ、旨味を引き立てるのです。
また、この「すりおろし」の調理法は簡単で失敗が少なく、料理初心者でもグラタンやハンバーグ、さらにはぜんざいまで、じゃがいもをすりおろすだけで絶品料理を作ることができます。
まとめ
じゃがいもは、ダイエットや腸活に効果的な栄養素を豊富に含んだ食材です。レジスタントスターチや満腹ホルモンの効果を活かせば、健康維持に役立つだけでなく、食事の満足度もアップします。また、じゃがいものでんぷんの「粘り」を活かした新しい料理方法も魅力的で、簡単に絶品料理が作れることがわかりました。
今までのイメージを一新し、じゃがいもを上手に活用することで、ダイエットや腸活、美味しい食事が実現できること間違いなしです!