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1泊家族 富士山麓の大鴈丸一家 御師 ゲストハウス 吉田胎内

『1泊家族』特集:450年続く歴史的家業—富士山麓の大鴈丸一家

2024年4月30日に放送された『1泊家族』では、富士山の麓で450年もの間,家業を引き継ぎ続けている大鴈丸(おおがんまる)一家に密着しました。この特集では、伝統と現代が融合する暮らしの中で、御師(おし)という職業を代々担ってきた家族が富士山信仰の深い関わりを持ちながら営む日常が紹介されました。

御師の家業—戦国時代から続く歴史

大鴈丸家の家業は、戦国時代から続く御師(おし)という職業です。御師とは、富士山信仰を支え、旅人や登山者に安全祈願を行ったり、宿泊や食事を手配したりする神職のことです。富士山を訪れる人々にとって、御師は重要な役割を果たしており、大鴈丸家はその伝統を450年もの長い間引き継いでいます。

家族の自宅は、古き良き伝統を守りつつ補強や増築が施され、歴史的な価値を保ちながらも、現代の生活に適した形で使用されています。また、7年前からはゲストハウスとしても開放され、特に海外からの観光客に人気があります。大鴈丸家のもてなし精神は、代々受け継がれてきた富士山信仰の一環として、今でも多くの人々に愛されています。

大鴈丸ファミリーの推しスポット—富士山麓の穴場を紹介

450年続く家業の中で培われた大鴈丸家の知識と経験をもとに、家族は富士山麓の穴場スポットを紹介しています。番組では、家族の推しスポットランキングが公開されました。

第4位:カインズ屋上からの絶景
富士山を望む絶景スポットとして、カインズの屋上が登場。意外な場所から見る富士山の景色は、新たな発見を提供してくれます。

第3位:手打ちうどんムサシ
23年前に御師の家系で始めた手打ちうどん店「ムサシ」は、地元でも大人気のお店です。特に「ムサシうどん」が一番人気とのことで、地元の味を楽しむことができます。

第2位:杓子山の不動湯
富士山の名水に引けを取らないと言われる、不動湯の水。杓子山の湯は、訪れる人々に大自然の恵みを感じさせてくれます。

そして第1位は、吉田胎内
この場所は、千年以上前の富士山の噴火によってできた溶岩洞窟で、通常は立ち入り禁止の禁断エリア。しかし、この日、特別に御師団による年に一度の清掃活動が行われ、その神秘的な空間に潜入することができました。

神秘の吉田胎内—富士山信仰の聖地へ潜入

吉田胎内は富士山中腹に位置し、富士山を崇めた人々が祈りを捧げるために利用していた場所です。最深部には祠が祀られており、そこでは富士登山の安全祈願が行われていました。胎内に足を踏み入れると、まるで人間の胎内のような形をしており、神聖で厳かな雰囲気が漂っています。

この日の『1泊家族』では、普段は立ち入ることができない吉田胎内の深層に迫り、その神秘的な空間を特別に公開。厳かな祈りが感じられる空間で、富士山信仰の深さとその歴史的な背景が鮮明に浮かび上がりました。

庭で採れた食材で作る1泊メシ—ノカンゾウの酢味噌添え

富士山の麓で暮らす大鴈丸一家の1泊メシは、庭で採れた食材を使った料理。特に「ノカンゾウの酢味噌添え」が紹介されました。地元で採れる自然の恵みを活かした料理は、家族の手作りで心温まるものです。食材一つひとつに感謝の気持ちを込めて、自然と共に生きる大鴈丸家の暮らしが伝わってきました。

まとめ

『1泊家族』の放送では、450年続く御師の家業を引き継ぐ大鴈丸家に密着し、富士山信仰の深い歴史と、家族がどのようにその伝統を守り続けているのかが描かれました。また、富士山麓の隠れた名所や、神秘的な吉田胎内の内部が紹介され、視聴者は大自然の中で生きる家族の力強さと、古くからの信仰が現代にどう受け継がれているのかを感じることができました。大鴈丸家の温かいおもてなし精神と、その歴史を大切にする姿勢が、見る人々に深い感動を与えてくれる特集でした。

 

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