『池上彰のニュースそうだったのか!!』 103万円の壁&闇バイトを徹底解説!
2024年12月7日(土)20:00〜20:54放送のテレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか!!』では、103万円の壁と、最近話題の闇バイトについて詳しく解説されます。ゲストとして、宇賀なつみさん、坂下千里子さん、井戸田潤さん、伊集院光さん、カズレーザーさん、そして秋元真夏さんが登場し、池上彰さんとともにその仕組みや社会的影響を深掘りします。
103万円の壁とは?
この回のメインテーマは、いわゆる「103万円の壁」です。これがどのようなものなのかをわかりやすく解説。年収が103万円を超えると、所得税が発生することが大きなポイントです。所得税は年収から経費や控除を差し引いた額にかかりますが、年収が103万円を超えた分にだけ課税されるため、多くの人々が「103万円の壁」を意識して働いている現実があります。
また、この金額に関して、今国会で所得税発生ラインの引き上げが議論されており、その動きも紹介されます。たとえば、年収が104万円であれば、104万円を超えた1万円分に対して所得税がかかり、負担額はわずか500円程度。しかし、年収が103万円を超えると、世帯全体での税負担が増加するため、特に扶養控除を受けている家庭にとっては慎重に扱わなければならない問題です。
103万円の壁と税制改革
この「103万円の壁」は、基礎控除の48万円と給与所得控除の55万円を合わせた金額に基づいており、国民民主党はその引き上げ案を提案しています。彼らの提案では、最低賃金の伸び率を考慮し、103万円を178万円に引き上げるべきとしています。この場合、税収が7~8兆円減少し、地方税の減収も大きな問題となることが試算されており、政府の税制改革が注目されています。
社会保険の壁:106万円、130万円の壁
さらに、この番組では社会保険における壁についても解説。106万円と130万円の壁がどのように働きかけるのかについても触れます。年収が106万円を超えると、手取りが90万円程度になり、その後、手取り106万円を得るためには年収125万円が必要となるという現実も紹介されます。この仕組みが、いわゆる「働き控え」を引き起こす原因の一つとなっています。現在、厚生労働省ではこの壁をなくすための検討を行っており、今後の動向が注目されています。
日本の税制と新たな税金
また、日本全体の税制に関する動きにも触れ、東日本大震災後に住民税に上乗せされていた復興特別税が終了した後、新たに森林環境税が導入されており、これが年間1000円徴収されていることも紹介されます。これは、日本全国の森林を保全するための施策で、税収がどのように使われているかを理解することができます。
さらに、5年前から外国人旅行者にも出国税が課されるようになり、航空券代に1回1000円が上乗せされていることも解説。これにより、日本を訪れる外国人にも日本の税制が影響を与えていることがわかります。
まとめ
12月7日放送の**「池上彰のニュースそうだったのか!!」では、103万円の壁や社会保険の壁**、そして新たな税制改革について詳しく解説されます。また、闇バイトの問題にも触れ、現代社会の税制や働き方、そして新たな課税方法に関する重要な知識が得られる内容です。現代の税制問題や社会保険についての深い理解を得るために、ぜひチェックしてみてください!