世界遺産「ヨーロッパ最大級の鍾乳洞」|ハンガリーとスロバキアにまたがる壮大な自然の芸術
12月8日(日)18:00~18:30、TBS1にて放送される「世界遺産」では、ハンガリーとスロバキアにまたがるカルスト地帯の鍾乳洞群が紹介されます。この地域は、数千万年の地形の変化と自然が生み出した美しい鍾乳石で知られており、まさに自然の芸術とも言える壮大な地下の世界が広がっています。
鍾乳洞の魅力
今回放送される鍾乳洞群は、ヨーロッパ最大級の規模を誇り、白く細長いストロー状の鍾乳石や、まるで滝のようなオレンジ色の鍾乳石、さらには40万年前に形成された氷の洞窟など、自然が作り出した幻想的な景観が見どころです。これらの鍾乳石は、長い年月をかけて地下でゆっくりと形成されたもので、まさに地球の歴史を感じさせる景観です。
放送のディレクターである内田淳さんは、初めて訪れたこの洞窟で、その寒さに驚いたそうです。夏の時期にもかかわらず、洞窟内の温度は低く、撮影にはダウンジャケットが必須だったとのこと。このような厳しい条件の中での撮影が、自然の厳しさと美しさを余すことなく伝えています。
遺産情報
- 遺産名: アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
- 登録年: 2000年
- 登録理由: 数千万年に渡る地形の変化を見ることができる
今後の放送予定
次回は12月15日(日)に放送予定で、ウズベキスタンのサマルカンドの町が紹介されます。かつてシルクロードの重要な拠点として栄えたこの町では、美しい青色のタイルで覆われたモスクや霊廟が見どころ。高精細カメラでその美しい青の世界に迫ります。
場所のマッピング
ハンガリーとスロバキアにまたがるカルスト地帯にある鍾乳洞群の位置は、Googleマップで確認できます。具体的な場所を知りたい方は、以下の地図リンクをご覧ください。
まとめ
番組「世界遺産」で紹介されるアグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群は、自然の力で作り上げられた壮大な地下の景観が魅力的です。寒さや過酷な環境下での撮影を経て、今や貴重な映像として多くの人々にその美しさを伝えています。ぜひ、放送をお見逃しなく。