「林修の今知りたいでしょ!」地震や火事、雷の新常識を学ぶ!
1月18日放送の「林修の今知りたいでしょ!」では、地震や火事、雷に関する新常識が紹介され、昭和の常識が通用しない現代の備え方について学びました。これらの新常識を知っておけば、いざという時に冷静に行動できるかもしれません。今回放送された内容を詳しく見ていきましょう。
地震が起きたら…「玄関へ逃げる!」
昭和の常識では、地震が起きたらまず机の下に隠れることが推奨されていました。しかし、令和の新常識では、地震が起きたら「玄関へ逃げる!」ことが正しい行動だとされています。机の下に隠れると頭は守れますが、家具が倒れて逃げ道が塞がれる危険性があります。一方、玄関は倒れてくる物が少なく、すぐに外に避難できるため、安全です。
ただし、すぐに外に出るのは危険です。転倒や落下物の危険があるため、まずは玄関で靴を履き、扉を少し開けておくと良いとのこと。閉じ込められるリスクを減らすための対策として、非常に有効です。
キッチンに行かない!地震時の新常識
かつては「地震が起きたら火を消しにキッチンへ」と言われていましたが、これも時代遅れです。令和の新常識は、地震が起きても「キッチンには行かない!」こと。キッチンには頭より高い位置に落下物が多く、非常に危険です。
さらに、現代では震度5以上の揺れでガスが自動で止まる装置(マイコンメーター)が作動するため、まずは身の安全を確保することが重要です。過去の震災では、停電後の通電火災が大きな問題となっているため、家から避難する際はブレーカーを落とすことも大切なポイントです。
火事の時、目も守る!
昭和の火事の避難常識では「ハンカチで口を覆い、身を低くして逃げる」が主流でしたが、これは古い考え方です。令和の新常識では、火災で煙の中を避難する際は、口だけでなく「目も守る!」ことが重要とされています。視界を確保することが、火事から逃れるためには大切です。
ホテルなどでは、ポリエステル製の袋を使った煙避けの方法が普及しており、空気を入れて頭にかぶることで、煙を避けながら安全に避難できると言います。この方法は警視庁の公式サイトでも紹介されています。
雷が多い年には特に気をつけて!
2025年、雷が多い年になることが予想されています。昨年の夏には、関東地方で約10万6000回の雷が観測されたというデータもあります。昭和の常識では、雷が光って音が鳴るまで時間があれば安全だと思われがちですが、これも今では通用しません。
令和の新常識では、「雷の音が聞こえたら、すぐに建物内に避難すること」が重要です。雷は高いところや尖ったものに落ちるため、金属が関係ないわけではありませんが、まずは建物の中に避難することが最も安全だと言われています。
今回の放送では、私たちが普段の生活で意識していない、けれどもいざという時に命を守るための「新常識」を学ぶことができました。昭和や平成の常識が通用しない現代では、これらの新しい知識をしっかりと身につけ、万が一の災害に備えていきたいものです。