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風呂キャンセル界隈 お風呂で食事&スマホ 秋元真夏

増える「風呂キャンセル界隈」と効果的な入浴法:医師が教える冷え性対策

近年、SNSで話題となっている「風呂キャンセル界隈」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、湯船やシャワーを避けて入浴しない人々が増えている現象を指しています。特に若者を中心に、日常的にお風呂に入らない人が増えているとのことです。2025年の1月11日、TBS NEWS DIGが紹介した内容をもとに、今ドキのお風呂事情と効率的な入浴法について詳しく見ていきましょう。また、NHKの所さん!事件ですよの番組案内では、元乃木坂46の秋元真夏は、タイパ(時間あたりの効率)のため入浴中に食事していたと記載されていたり、複数の女性芸能人が「1週間風呂に入らない」などと告白との事です。

「風呂キャンセル界隈」の増加

リンナイ(給湯機器メーカー)が実施した意識調査によると、約3割の人々が「その日のうちに風呂に入らずに寝ること」があると回答しています。特に若者、20代の男性では約34%、女性でも27%の人が風呂をキャンセルすることがあるとのこと。理由はさまざまで、「面倒」「時間がない」「湯船に浸かる習慣がない」などが挙げられています。

風呂でスマホを使うことの影響

さらに、20代を中心に浴室内でスマホを使う人が増えていることも判明しています。冬の入浴は冷え性予防に効果的ですが、湯船に浸かりながらスマホを使う行為が実は冷え性を悪化させる原因となる可能性があることが指摘されています。スマホを触ることで、体の温まりが妨げられ、温かさが保たれにくくなるのです。

冷え性の改善には入浴が効果的

冷え性は、多くの人々が悩む問題ですが、特に若い世代でもその悩みを抱える人が増えています。リンナイの調査では、20代女性の68%、20代男性の41%が冷え性を感じていると回答しており、これまでの常識を覆す結果となりました。

冷え性の原因は、手足の血流が低下し、体温を下げることができないためです。その結果、寝つきが悪くなることが多いです。リンナイの調査でも「冷えによって眠れない」と感じる人が多いという結果が出ています。

医師が勧める冷え対策入浴法

冷え性対策として一番効果的なのはやはり入浴です。東京都市大学の医師、早坂信哉先生によると、以下のような入浴法が効果的だといいます。

  1. 湯船の温度と時間 早坂先生は、湯船に浸かる理想的な温度は40℃で、時間は10分間が目安だと説明しています。40℃程度の湯温が、体温を0.5~1℃上昇させ、風呂上がりも温かさが持続します。長時間の入浴はのぼせやすいため、15分以上は避け、水分補給を忘れずに行いましょう。

  2. 温冷交代浴 体の冷えが気になる部分には、「温冷交代浴」が効果的です。具体的には、まず40℃の湯船に3分間浸かり、その後冷たいシャワー(約30℃)を冷える部分に1分程度あて、その後再び湯船に浸かります。この方法を2~3回繰り返すことで、血流が改善され、冷え性が緩和されます。

  3. 炭酸系入浴剤の使用 炭酸ガスが皮膚から吸収されると、血管が拡張して血流が良くなり、冷え性の改善につながります。炭酸系の入浴剤を使うことで、より効率的に血行を促進できます。

ヒートショックにも注意

冬の入浴時には「ヒートショック」の危険もあります。ヒートショックとは、温度差によって血圧が急激に上下することが原因で、心筋梗塞や不整脈を引き起こすことがあります。特に、暖房が効いた部屋から寒い脱衣所に行き、さらに熱い湯に浸かることで血圧が急激に変動し、体に負担をかけてしまいます。

また、湯船から立ち上がる際には血圧が急に低下し、立ちくらみを引き起こすこともあります。これも「谷型ヒートショック」と呼ばれ、気をつけなければなりません。

まとめ

最近増えている「風呂キャンセル界隈」に対し、冷え性や体調不良を防ぐためには、効率的な入浴法が非常に重要です。特に冬は冷え性が悪化しやすい季節ですが、適切な入浴法を実践することで、体をしっかり温め、健康維持に繋がります。湯船に浸かる際は、温度や時間に気を付け、スマホの使用は控えることが、より効果的に体を温める秘訣です。