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チコちゃんに叱られる なぜ下着もズボンもパンツという?

2025年1月31日放送『チコちゃんに叱られる!』「どちらもパンツ」

2025年1月31日(木)19:57から20:42まで放送されたNHK総合の人気番組『チコちゃんに叱られる!』では、「どちらもパンツ」というテーマが取り上げられました。出演者には塚原愛、岡村隆史、ディーン・フジオカ、みりちゃむが登場し、チコちゃんの鋭い質問に挑みました。

番組の内容

今回のテーマは「なぜ下着もズボンもパンツという?」というもので、チコちゃんがこの疑問を投げかけました。みりちゃむが「パツッとしてるから」と答えるも、チコちゃんから叱られる場面があり、視聴者を楽しませました。

正解の解説
服飾史研究家の辻元よしふみさんが、下着とズボンの「パンツ」という呼称の由来を詳しく解説しました。以下がその内容です:

  • イギリスとアメリカの違い: 下着の「パンツ」はイギリスから、ズボンの「パンツ」はアメリカから入ってきた言葉です。17世紀頃、フランスでは貴族がキュロット(半ズボン)を、労働者がパンタロン(長ズボン)を着用していました。フランス革命後、パンタロンが主流となり、ズボン全般をパンタロンと呼ぶようになりました。

  • イギリスの変遷: イギリスでは、キツめのパンタロンとゆるめのパンタロンが存在し、混乱を避けるためにゆるめの方を「トラウザーズ」と呼ぶようになりました。トラウザーズの下にはく下着が「パンツ」と名付けられました。

  • アメリカの影響: アメリカでは、18世紀末にイギリスから「パンツ(下着)」と「トラウザーズ(ズボン)」が伝わりましたが、トラウザーズという言葉が堅苦しいと感じられ、ズボン全般を「パンツ」と呼ぶようになりました。下着は「アンダーパンツ」として定着しました。

  • 日本での用語: 日本で「ズボン」という言葉が使われるようになったのは明治時代で、幕末にフランス軍が持ち込んだ「ジュポン」が変化したものです。1980年代のアメリカファッションの流行により、ズボンも下着も「パンツ」と呼ばれるようになりました。

番組の魅力

『チコちゃんに叱られる!』は、視聴者にとって身近な疑問をユーモラスに解説することで、知識を深めるだけでなく、楽しさを提供する番組です。今回の放送も、視聴者に新たな発見をもたらし、笑いを誘う内容となりました。次回の放送も楽しみですね!