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海上保安庁SP NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」

NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」海上保安庁SP放送レポート:日本の海を守るプロ集団に密着

2024年12月21日放送のNHK総合『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』は、特別編として「海上保安庁」の活動に密着した内容を放送しました。この回では、海上保安庁が日本の海をどのように守り、どんな日々の仕事をしているのかが詳しく紹介されました。出演者には、有吉弘行さん、田牧そらさん、長谷川潤さん、寺尾香信さん、水田信二さん(DXTEEN)が登場し、海上保安庁の仕事に関連するクイズやエピソードも交えて進行されました。

海上保安庁の知られざる仕事とは?

番組では、海上保安庁の仕事を詳しく紹介。カネオくん(番組のキャラクター)は、新潟県にある海上保安庁の基地を訪れました。海上保安庁には、巡視船146隻、巡視艇239隻が配備され、合計385隻もの船が日本の海を守っています。その仕事は多岐にわたりますが、特に多い出動案件は密漁者の検挙。2000年頃から、漁業権を持たない人々による密漁が急増しており、これを取り締まるために海上保安庁は日々、巡視船を使って海を監視しています。

また、番組では「特警船」についても触れました。この船には、特殊任務を担う「特別警備隊」の隊員が乗船しており、海上での要人警護やテロリストの逮捕などを行っています。これらの任務は激しい訓練と高い技術を必要とし、隊員たちは常に厳しい状況に備えているとのことです。

多岐にわたる海上保安庁の任務

海上保安庁の仕事は巡視船のパトロールだけにとどまりません。番組では、他にもさまざまな船が紹介されました。たとえば、海上の火災に対応する消防船、ブイや灯台のメンテナンスを行う灯台見回り船、そして海底の情報を収集し、海の地図を作成したり地震を解明するために海底調査を行ったりする測量船など、海の安全を守るために多様な役割を果たす船が数多く存在しています。

118番の意外な実態とは?

番組内で放送された「カネオクイズ」のコーナーでは、「海での緊急連絡先118番にかかってくる電話でいちばん多い内容は何か?」という質問が出題されました。スタジオメンバーはその答えを予想し合いましたが、正解は「救助以外の間違い電話や無言電話」でした。実際、2023年には118番への連絡件数が約53万件にのぼったものの、そのうち実際の事故や事件に関連する通報は約5000件しかなかったというデータも紹介され、意外な事実に驚きの声が上がりました。

東京湾の海上交通整理のプロ集団

東京湾は、6か所の大型港を抱え、1日に約500隻の大型船や小型船が往来しています。この過密な海域での安全を守るため、東京湾海上交通センターでは24時間体制で船の動きを監視し、事故を未然に防ぐための指導を行っています。もし船同士が進行方向で衝突しそうになると、海上保安庁は無線を通じて速やかに進路の調整を指示します。このように、東京湾のような過密海域では、船の交通整理のプロ集団がその安全を守っているのです。

海上でのトラブルエピソード

番組では、ゲストの1人である寺尾香信さんが、海でのトラブルに関する自身のエピソードを語る場面もありました。寺尾さんは、小学3~4年生の頃、住んでいる島から見える無人島に泳いで行こうとしたものの、途中で怖くなって引き返したという体験を披露しました。このエピソードを通じて、海の広さや怖さ、そして海上保安庁が守っている海の安全への重要性を改めて感じさせられる内容でした。

海上保安庁の活動への理解と感謝

今回の放送を通じて、海上保安庁の多岐にわたる活動が明らかになりました。日本の海を守るために、巡視船や特殊警備隊の訓練、さらには海上の交通整理まで、海上保安庁は見えないところで日々努力を重ねています。海でのトラブルや事故を未然に防ぐための彼らの活動がどれだけ重要か、改めて認識することができました。

海の安全は、私たちの暮らしにも直結しています。海上保安庁の隊員たちの献身的な仕事に感謝し、私たちも安全な海のためにできることを考えていきたいものです。