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有吉カネオくん 備前焼 瀬戸焼 有田焼 信楽焼 陶芸ブーム

「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」6月22日放送:陶芸の魅力とお金のヒミツを徹底調査!

2024年6月22日放送の「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、静かなブームとなっている「陶芸」のお金に関するヒミツが紹介されました。陶芸がどのようにして現代のライフスタイルに組み込まれ、どのように価値が生まれているのかを深掘り。今回は、日本の陶芸の技術と、その背後にあるお金の話について振り返ってみましょう。

陶芸がブームに!コロナ禍がきっかけで注目

番組では、陶芸がいかにして大人の趣味として人気を集めているのかが紹介されました。そのきっかけの一つが、コロナ禍です。家で過ごす時間が増える中で、「こだわりの食器を使いたい」と思う人が増え、陶芸に触れる人が多くなったとのこと。食器として日常的に使えるものから、芸術品としての価値があるものまで、陶芸の魅力は幅広いです。

また、陶芸には日本全国に名産地があり、それぞれが異なる特徴を持っています。番組では、特に有名な3つの焼き物が取り上げられました。

1. 備前焼:土の手触りを楽しむ

備前焼は、1000年以上の歴史を持つ焼き物で、土本来のざらざらした感触が特徴です。使えば使うほど、なめらかで光沢が増し、手に馴染んでいきます。窯の中では1500点もの作品を一度に焼くため、火の当たり方に差が生じるのもこの焼き物の特徴です。日本の伝統的な焼き物の代表格と言えるでしょう。

2. 瀬戸焼:ツルツルした手触り

瀬戸焼は、釉薬(うわぐすり)を使って焼く技法が特徴的で、ツルツルした手触りの器を作り出します。室町時代には大釜が登場し、大量生産が可能になったため、全国で流通するようになりました。釉薬を使うことで色や模様が多様に変化するため、非常に多彩な作品が生まれています。

3. 有田焼:華やかな色合いで魅せる芸術

有田焼は、見た目が華やかで芸術的なデザインが特徴の焼き物です。特に有田焼の磁器は、ガラス成分が多いため光を通しやすく、美しい光沢を放ちます。江戸時代にはヨーロッパへ輸出され、王侯貴族の間で高く評価されました。食器としてだけでなく、観賞用としても人気です。

信楽焼のたぬきの縁起

番組では「信楽焼のたぬきをお店に置く理由」を解説。正解は「『他を抜く』という語呂合わせから商売繁盛の縁起物になった」というものでした。信楽焼のたぬきは、商売繁盛を祈願して置かれることが多い、縁起の良い置物として知られています。

金継ぎのヒミツ:割れた器を修復して新たな価値を

陶芸に関する技術の一環として紹介されたのが「金継ぎ」です。金継ぎは、割れた器を漆で接着し、その継ぎ目に金粉をまいて装飾する技法で、室町時代から続く伝統です。最近では、自分で金継ぎを試す人も増え、雑貨店で金継ぎセットが売れるなど、新たなブームを巻き起こしています。この技法は、壊れたものに新たな価値を加え、再生させるアップサイクルの一環として注目されています。

スタジオトーク:有吉とゲストの陶芸トーク

スタジオでは、有吉弘行さんが「磁器と陶器の違いがよくわかってなかった」と笑いを誘い、他のゲストも陶芸にまつわるエピソードを披露しました。高畑淳子さんは、有田焼のしょうゆ差しを大事に使っていると語り、陶芸がもたらす生活の豊かさを感じさせていました。

有吉さんも実際に割れた皿を金継ぎしてもらおうと持ち込んだものの、その修復費用が高すぎてそのまま持ち帰ったエピソードを話し、笑いを誘いました。


陶芸が静かなブームとなっている背景には、コロナ禍で自宅での時間が増えたことや、アップサイクルの考え方が浸透したことがあります。日本の伝統技術である陶芸は、単なる趣味や実用品としての枠を超え、現代のライフスタイルの中で新たな価値を生み出し続けています。陶芸の美しさや奥深さ、そしてお金のヒミツを知ることができるこの番組は、陶芸に対する新たな視点を提供してくれるものでした。