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  • 遠くへ行きたい つるの剛士の五島列島・小値賀島の旅

    小さな島で見つけた心温まる暮らし—つるの剛士の五島列島・小値賀島の旅

    2025年1月5日、テレビ番組『遠くへ行きたい』では、つるの剛士さんが長崎県の五島列島にある小値賀島を訪れる旅が放送されました。つるのさんがどんな心温まる出会いをし、島での暮らしをどう感じたのかをご紹介します。

    島での第一歩—「あい菜市」で出会った笑顔

    旅の始まりは、長崎県佐世保市からフェリーで3時間の距離にある小値賀島。島に到着したのは朝6時50分。早朝にも関わらず、島の中心で賑わいを見せる人々が集まっているのを発見します。その人だかりの中心には、週3回開催される「朝市・あい菜市」があり、地元の人々が新鮮な野菜や魚を買い求めていました。値段はすべて100円という驚きの安さ!開店からわずか5分で売り切れるという人気ぶりに、つるのさんも驚きの表情を浮かべます。

    そして、その市場で出会った96歳の山口安美さんに誕生日の歌を歌い、心温まる瞬間を共に過ごします。こうした島の人々との出会いが、つるのさんの旅を特別なものにしていきます。

    漁港の風景と「空中テンテン」漁法

    次に向かったのは「小値賀漁港」。ここでは地元の人々が自ら獲った新鮮な魚を直接購入できる光景に触れ、つるのさんは新鮮さと安さに驚きます。漁港周辺に広がる「笛吹郷」の風景もまた、江戸時代から続く漁師の家々が並ぶ魅力的な場所でした。

    さらに、つるのさんは島の伝統的な漁法「空中テンテン」を見学。漁師・橋本良信さんがその手法を伝授してくれ、つるのさんはその日の獲物として大きなヒラマサを捕まえます。獲れたてのヒラマサを船上で刺身としていただき、漁師との交流も深めます。これも、島ならではの貴重な体験です。

    子どもたちと触れ合う島の秘密

    小値賀島の魅力は、何も自然や漁だけにとどまりません。つるのさんは、島の子どもたちが集まる場所にも足を運び、地元の保育園「小値賀こども園」を訪れます。1歳から5歳の子どもたちと遊ぶ中で、島の子育て環境がどれほど整っているかを実感します。移住者の中には、子どもが育ちやすい環境を求めて島に移住した人々も多く、つるのさんはその魅力を感じ取ります。

    伝統を継ぐ活版印刷の技

    また、つるのさんは島にある「晋弘舎・OJIKAPPAN」を訪れ、100年以上の歴史を誇る活版印刷に触れます。4代目の横山桃子さんが守り続けるその技術に感銘を受け、つるのさんも実際に活版印刷に挑戦。ひとつひとつの文字を選びながら、伝統的な印刷方法を体験します。このような、手作りの温かさが伝わるものづくりも小値賀島の魅力のひとつです。

    島の人々との絆

    そして夜、つるのさんは漁師小屋で行われる宴会に参加します。島民たちと共に「クエ鍋」を囲み、交流を深めながら島の人々との絆を感じます。ここで、つるのさんは島の温かい人々に囲まれて、心が癒されるひとときを過ごします。

    島からの贈り物

    旅を終えたつるのさんは、小値賀島からフェリーで島を後にします。この旅で感じたことは、島の自然や文化だけでなく、そこで暮らす人々の温かさや絆。島の暮らしが、人生において大切なものを教えてくれることを実感したのでした。

    この小値賀島での旅は、つるのさんにとって新たな人生の一歩を踏み出すためのインスピレーションとなり、島の魅力を伝える素晴らしい体験となったことでしょう。