「人生の楽園」幸せを実らせた夫婦のぶどう園 – 群馬・沼田市の物語
12月14日(土)18:00より放送の「人生の楽園」では、群馬県沼田市で営む「福田ぶどうマルシェ」の夫婦が主人公です。番組では、脊髄の病気で車椅子生活となった智美さんと、彼女を支えながら一緒に夢を追い続ける夫・靖さんの感動的なストーリーが紹介されます。
夢を諦めず、挑戦し続ける夫婦
智美さんと靖さんは、東京で忙しい日々を過ごしながらも、「定年後には農業をしたい」との思いを胸に秘めていました。靖さんが休日に山梨県でぶどう農家を手伝い始め、次第に智美さんも参加するように。2人はぶどう農家を開くために、群馬県沼田市への移住を決意しました。
しかし、移住を決めた矢先、智美さんは脊髄髄内腫瘍が見つかり、急遽手術と長期入院を余儀なくされました。車椅子の生活になり、最初は希望を見失いかけた智美さんでしたが、夫の靖さんは「新しい環境で新たな生活を始めよう」と前向きに提案。智美さんもその提案を受け入れ、2人は2017年に群馬県沼田市に移住しました。
バリアフリーの観光ぶどう園「福田ぶどうマルシェ」
2019年には、2人が力を合わせてバリアフリーの観光農園「福田ぶどうマルシェ」を開園しました。この農園では、雨の多い日本の気候に適した栽培方法を取り入れ、透明のシートでぶどうを覆い、病気から守る工夫がされています。この方法のおかげで、智美さんは車椅子に座ったままで手の届く位置にぶどうを収穫できるようになり、夫婦の夢が形になりました。
趣味を楽しむ充実した生活
農園の営業は現在は終了し、夫婦は農閑期に趣味を楽しんでいます。靖さんは模型造りに没頭し、智美さんはアーティストのライブやアマチュア交響楽団でバイオリンを弾くなど、充実した日々を過ごしています。また、智美さんはチェアスキーにも挑戦しており、限界を感じずに人生を楽しんでいます。
温かい交流の場として
「福田ぶどうマルシェ」は、農園に訪れる人々との温かい交流の場としても大きな役割を果たしています。夫婦の思いやりと努力が生んだこの場所は、多くの人々に喜びを届け、彼らの温かな人柄が周囲に広がっています。
終わりに
この夫婦の物語は、困難な状況でも決して夢を諦めず、新しい挑戦を続ける姿勢がどれほど大切かを教えてくれます。どんなに厳しい状況でも、前向きに一歩踏み出すことで人生に新たな可能性を見出すことができるというメッセージが、視聴者に大きな感動を与えることでしょう。
「人生の楽園」のこの放送は、12月14日(土)18:00から30分間、テレビ朝日で放送されます。お見逃しなく!