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  • 人生の楽園 埼玉・秩父市 小さな居酒屋 和インカ ペルー

    埼玉・秩父市の「和インカ」:ペルーと秩父愛が融合した小さな居酒屋

    2025年1月11日に放送される『人生の楽園』では、埼玉県秩父市にある「和インカ」というユニークな居酒屋が舞台となります。この店を営むのは、ペルーに魅了され、ペルー料理と和食を融合させた居酒屋を開いた浅見弘美さん(64歳)と、秩父夜祭に情熱を注ぐ夫・和義さん(64歳)の夫婦です。お二人の情熱的な暮らしと、お店がどのように生まれたのかが紹介されます。

    夫婦で歩んだ人生とペルーとの出会い

    弘美さんは新潟県出身で、東京音楽大学を卒業後、埼玉県で中学校の音楽教員として働いていました。和義さんとは大学時代に知り合い、結婚後は子育てと仕事に忙しい日々を送っていました。しかし、子どもたちが成長した後、夫婦で海外旅行を計画し、ペルーを訪れたことがきっかけで、弘美さんの人生は大きく変わりました。

    初めて訪れたペルーでは、古代インカ帝国の空中都市「マチュピチュ」に感動し、現地の人々の温かさに触れて、「帰りたくない」と感じたそうです。その後、ペルーには毎年訪れるようになり、次第にただの観光では満足できなくなり、スペイン語を学ぶために1ヶ月間ペルーに滞在するなど、10年間ペルーに通いました。そしてついに、「ペルーで飲食店を開こう!」と決心したのです。

    「ペルーで店を開く」という夢と夫の反対

    弘美さんのペルー移住計画には、夫・和義さんの反対がありました。和義さんは秩父を離れたくないと考え、また、長女の祐衣さんも「子どもを産む時にお母さんがいないと困る」と、移住を止める理由を述べました。しかし、弘美さんは発想を転換し、「それなら、秩父でペルー気分を味わえる居酒屋を開こう!」と決め、自宅を改装して2019年に「小さな居酒屋 和インカ」をオープンしました。

    「和インカ」のユニークなメニューと雰囲気

    「和インカ」では、弘美さんが作る和食とペルー料理が融合したユニークなメニューが提供されています。定番料理には、ペルーの香辛料で煮込んだ牛の内臓とジャガイモの「カウカウ」や、魚介のマリネ「セビーチェ」などがあり、和食では「えびしんじょう」や「牛肉のタタキ」なども人気です。さらに、弘美さん自ら打った二八蕎麦も提供され、地元の人々に愛されています。

    また、店の入口横にはチョークアートで描かれた「マチュピチュ」があり、ペルーの雰囲気を感じさせる装飾が施されています。店内は温かみがあり、常連客たちとの交流が大切にされており、まるで家に帰ったような居心地の良さが魅力です。

    秩父夜祭と夫婦の情熱的な暮らし

    店を支えるのは、ペルー愛に溢れる弘美さんだけでなく、秩父の祭りをこよなく愛する和義さんの存在も欠かせません。和義さんは毎年、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」に情熱を注ぎ、街の祭りを盛り上げる役割を担っています。弘美さんと和義さん、それぞれが「大好き」を全力で謳歌し、日々を楽しむ姿勢が伝わってきます。

    夫婦で支え合う「和インカ」の未来

    「和インカ」は、ペルーと秩父、そして夫婦の情熱が融合した小さな居酒屋です。弘美さんがペルーに魅せられたことで生まれた店は、地元の人々に愛され、毎日賑わいを見せています。和義さんの祭りへの情熱も、店の雰囲気に一層の活気を与えています。これからも、夫婦で力を合わせて「和インカ」を育てていく姿が見守られています。

    1月11日の『人生の楽園』では、夫婦がどのようにお店を支え合いながら、情熱を注いでいるのか、そして「和インカ」で繰り広げられる心温まるエピソードをお楽しみください。