「所さんの目がテン!」隈研吾設計の母屋骨組み完成スペシャル!職人の超スゴ技に迫る
2024年12月22日(日)に放送される『所さんの目がテン!』では、建築家隈研吾氏が手がけた「かがくの里」の新しい母屋プロジェクトが特集されます。最新技術と職人の巧みな技、そして科学者の知恵を結集したこの大規模なプロジェクト。今回はその骨組みがついに完成し、その過程と職人技の凄さが披露されます。番組では、建築の舞台裏で繰り広げられる驚きの作業風景に迫り、その迫力と緻密さに目を見張ること間違いなしです。
隈研吾氏による革新的なデザイン
「かがくの里」は、荒れ果てていた里山を美しく整備し、多様な生物が集まる場所として新たな息吹を吹き込んできました。そしてその中で進められているのが隈研吾氏による母屋の建設です。隈氏は、従来の建築方法にとらわれず、自然との調和を重視したユニークなデザインを提案しました。
母屋の設計は、隈氏が長年追い求めてきた「自然素材の美」を最大限に活かすもの。屋根には茅を使用し、内部には巨大な丸太の心柱を立て、その上に垂木を掛け渡して茅葺きを施すという斬新な構造が特徴です。特に注目すべきは、屋根のデザイン。隈氏は「日光をたっぷり取り入れたい場所をわずかにめくり上げた」とその美的感覚を解説しています。
巨大丸太の搬入と組み上げ
母屋の建設で最も目を引くのは、その規模と工程の複雑さです。番組では、約8メートルの巨大な心柱や丸太をどのように組み上げていくのか、その過程を細かく追います。最初に注目すべきは、重さおよそ215キログラムの垂木をどうやって組み合わせるかという点。これには高度な技術が求められ、職人たちは数センチ単位での調整を行いながら慎重に作業を進めます。
また、約7メートルの丸太を「しゃくり」と呼ばれる方法で接合部を削る作業も、今回の建設での大きなポイントです。丸太は自然の形に合わせて削られ、ぴったりとフィットさせる技術が職人の腕の見せ所。作業は工場で事前に行うのではなく、現場で一つ一つ調整しながら行われるため、非常に精緻で手間のかかる工程です。
最新技術と伝統技術の融合
今回のプロジェクトでは、隈研吾建築都市設計事務所と地元の職人たちが密に連携し、最新技術と伝統的な技術が見事に融合しています。たとえば、木材の選定や乾燥方法も慎重に行われています。丸太は、隈研吾氏のこだわりで樹皮をできるだけ残す形で使用され、その乾燥には科学的なアプローチも取り入れられています。木材を乾燥させるためには「葉枯らし乾燥」などの伝統的な方法が使われ、水分が抜けることで木材が収縮し、歪みを防ぎます。
職人たちの驚くべき技
番組では、職人たちの細かい作業をリアルタイムで見ることができます。特に目を引くのは、屋根の垂木を設置する際に使う巨大な丸太を、どのようにして数人の職人が一丸となって組み上げるのかという点です。重くて不安定な丸太を、数センチ単位で調整しながら組み合わせていく作業はまさに圧巻で、視覚的にも大迫力です。
かがくの里の新しい一歩
この「母屋プロジェクト」は、単なる建築物の建設ではありません。そこには、地域の人々の知恵と力を結集した試みが詰まっています。隈研吾氏と地元の職人、さらには科学者たちの協力によって、生まれる新しい家は、未来の建築の形を示すものとなるでしょう。
「所さんの目がテン!」では、この大プロジェクトの進行状況とその裏側を深掘り、一般的な住宅建設では見ることのできない、驚異的な職人技を惜しみなく披露します。これは、建築に興味がある方にはもちろん、技術や職人文化に触れたい方にとっても貴重な放送となるでしょう。
番組詳細
- 放送日時: 2024年12月22日(日)7:00 – 7:30
- 出演者: 所ジョージ(MC)、阿部健一(セバスチャン)、五島麻依子(大吟嬢)、三浦一馬(シイナ)、湯上響花
- 内容: 隈研吾設計による「かがくの里」母屋の建設過程を追い、巨大な丸太を使った組み立てや職人たちの技術を紹介。最新技術と伝統技術の融合に迫る。
この放送を見逃さないように、ぜひチェックしてください!