冬の温泉と歴史が融合!「高島城」と「湯築城」の魅力を深掘り
2024年1月3日放送の『日本最強の城スペシャル』では、冬に行きたくなる城を特集し、その中で紹介されたのが高島城(長野県)と湯築城(愛媛県)。両城とも温泉と深い関わりがあり、歴史とともに温泉地の魅力を堪能できるスポットとして注目を集めています。それぞれの城がどのように温泉と結びついているのか、その魅力を紹介します。
エントリーナンバー7:温泉完備!諏訪の浮城 高島城
高島城は、長野県の諏訪湖のほとりに位置し、まさに「浮城」とも言える美しい景観を誇ります。特に冬の季節には、氷点下10℃以下の日々が続くと、諏訪湖に現れる御神渡りという自然現象が見られ、幻想的な風景が広がります。高島城の大きな特徴は、なんといっても温泉とのつながりです。城内には温泉が完備されており、その温度はかなり熱いとのこと。温泉地としても知られる諏訪湖周辺ならではの魅力です。
また、高島城の防御構造にも注目すべき点があります。天守は水堀と石垣に守られ、周囲には丸太を使って組み上げられた石垣が特徴的です。屋根は軽くするためにこけら葺きが使用され、建物の軽量化が計られたそうです。温泉とともに、この城の歴史を感じながら、温かい湯につかることができるのは、まさに「ほっこり」できるひとときです。
エントリーナンバー8:名湯のそばに名城あり 湯築城
続いて紹介されたのは、湯築城(愛媛県)です。湯築城は、道後温泉という名湯のそばに位置しており、ここも温泉と城が融合したユニークなスポットです。道後温泉は、古くから湯治場として知られ、湯築城の周辺にはその歴史が色濃く残っています。
城内には、水堀や高井土塁など、戦国時代の城の姿が色濃く残り、その中でQRコードを読み取ることで、土塁の断面や城門の堂々たる姿を目の前に見ることができます。また、湯築城には武家屋敷の復元もあり、城主の屋敷周辺の様子を体感できるエリアもあります。さらに、城の北側には温泉の源泉を集めて分配する装置が設置されており、まさに温泉と城が密接に関わっていたことが伺えます。
温泉ゆかりの城:ゲストの見解
番組内でのトークでは、ゲストたちが温泉とお城の関係についても触れました。春風亭昇太さんは、「当時、病院がない時代に温泉は湯治場として重要な役割を果たしており、まるでお城の中に病院があるようなものだった」と話し、温泉と城がセットであることが多かったことを指摘しました。
また、影山優佳さんは、「温泉がある城は友達を誘いやすい」というコメントをし、温泉というリラックスできる要素が、城に興味がない人でも訪れやすくするという点に触れました。温泉と歴史的な城の組み合わせが、訪れる人々にとって一層魅力的な理由となっています。
最強の城:ゲストのおすすめ
番組では、これまで紹介した城の中からゲストたちが選んだ「最強の城」も発表されました。高橋英樹さんは松本城を選び、「冬に行くべき場所として、冷たいお蕎麦を楽しむのにもぴったりだ」と話しました。松本城の黒い天守と雪景色のコントラストが美しく、四季折々に違った魅力を見せてくれることが評価されました。
まとめ
温泉と歴史が織りなす魅力的な城巡りは、特に冬にぴったりです。高島城や湯築城のような温泉ゆかりの城は、歴史と温泉の両方を楽しむことができる貴重なスポットです。これらの城を訪れ、温泉に浸かりながら、古の時代の雰囲気を感じることができるのは、まさに贅沢なひとときです。2024年の城巡りは、ぜひこれらの名城を訪れて、心も体も温まる経験をしてみてください。